& 
!
UKのレッド・ベリー・レコードからのリリース。マギー・ライリーはグラスゴー出身のシンガー兼シンガー・ソング・ライター(SSW)で、パブ・ロック系バンドのケイドー・ベルで旦那のスチュアート・マッキロップと共に76年にデビューした。何よりマイク・オールドフィールドの「トゥ・フランス」や「ムーンライト・シャドウ」のボーカリストとして知られていると思う。本作は、19年にリリースされたナインス・ソロ・アルバムで、メンバーは、マギー、マッキロップ、ブライアン・マクニール(ex.チャイナ・クライシス,ホース,etc)、デイウ・マクゴーワン(ex.スノーグース,ティーンエイジ・ファンクラブ,ベル＆セバスチャン,etc)、アラン・コスカー(ex.ウルフストーン,etc)を中心に、ジム・マッカロク(ex.スノーグース,etc)、ロス・ハミルトン、マギーの息子フィオン等が曲によって適時参加、マギー、マッキロップ、マクニールの共同プロデュース。概ね、トラッド的要素を内包したポップス・フィールドのサウンドだが、ある程度くぐもり感が担保されたアンバーな空気感やハネ過ぎないリズム、しっとりしたボーカル＆サウンドメイキング等々、全体がいい塩梅の落ち着きさ加減に収束。派手ではないが、的確にボーカルに寄り添うバックのアンサンブルのハマりもよく、柔らかさと貫禄が交叉するマギーのシンギングも上々で、適度なメロディアスさの楽曲群も、突出したインパクトの曲がないことで、結果として粒が揃っていて聴きやすい印象。この線としては流していて素直に心地好い好盤と思う。EUプレス盤
輸入盤
(Folk&Folk Rock/Folk Rock,SSW,Pops / Jewel-case CD(2019) / Red Berry Records/UK,EU)
Maggie Reilly(vo)
Stuart MacKillop(p,kbd)
Brian McNeill(kbd)
Jim McCulloch(g)
Ross Hamilton(g)
Dave McGowan(b)
Alyn Cosker(ds)
Fionn Reilly(vo)
Producerd by Brian McNeill, Maggie Reilly, Stuart MacKillop
収録曲目
01.Where The Rivers Sun
02.Every Little Thing
03.Don't Look Back
04.The Dream Is Over
05.You Are The One
06.The Locket
07.Whisper
08.Celtic Cowboy
09.Wild Grow The Berries
10.I'm With You Now
11.If I Could Change Your World
12.Sail Away
