& 
!
UKのユニバーサル／アイランドから、02年新規マスターでのリシュー。マーレイ・ヘッドはロンドン出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、84年のミュージカル「チェス」で歌った「ワン・ナイト・イン・バンコク」のヒットで知られているかも知れない。本作は、75年にUKアイランドからリリースされたセカンド・アルバムで、ボーカル＆アコ－スティック・ギターのヘッドを中心に、ボブ・ウエストン(ex.アシュカン,フリートウッド・マック)、アルーン・デイヴス、ジム・クリーガン(ex.ブロッサム・トゥズ,ファミリー,etc)、ミッキー・フィン、アン・オデール(ex.ショパン,スフィンクター・アンサンブル,etc)、トニー・ケイ(ex.イエス,バジャー,デテクティヴ,etc)、サイモン・フィリップス、ゲリー・コンウェイ(ex.フォザリンゲイ,ジャッキー・マクシーズ・ペンタングル,etc)等々が曲によって参加。プロデュースはポール・サムウェル・スミス。ウエストン、クリーガン、デイヴィス、ヘッド等による達者なアコースティック・ギター・アンサンブルを中心とした、少々のスワンプ色のあるフォーク＆フォーク・ロックを展開していて、MLBの著名野球賭博事件『ブラックソックス事件』にまつわる1曲を始めとして、わりと粒の揃った佳曲が並んでいる。特に1～4,7曲目辺りのアコギは秀逸で、枯れた味わいと澄んだ音色のマッチングは非常に心地好く、6,8,9曲目辺りのスワンプ・ロック調のレイドバック感も悪くない。SSWとしてはあまり知名度はないかも知れないが、楽曲もメンバーも演奏も上等なかなりの好盤と思う。
輸入盤／デッドストック入荷
(Folk&Folk Rock/SSW,Swamp / Jewel-case CD(2002) / Universal/UK)
Murray Head(vo,ac-g)
Bob Weston(ac-g,sl-g,el-g,vo)
Alun Davies(ac-g,vo)
Jim Cregan(ac-g)
Micky Finn(ac-g,el-g)
Ann Odell(syn,p)
Billy Day(org)
Tony Kaye(p)
Bruce Lynch(b)
Nicky South(b)
Brian Brocklehurst(b)
Glenn Lefleur(ds)
Simon Philips(ds)
Gerry Conway(ds)
Chilli Charles(per)
Charles Jankle(wurlitzer)
P.J.Crotty(wsle)
The Tropic Isles(steel-pan)
John Altman(clnt)
Anthony Healey(tb)
Noel Norris(tp)
Liza Strike(vo)
Anthony Head(vo)
& Others
Produced by Paul Samwell-Smith
収録曲目
01.Say It Ain't So Joe
02.Boy On The Bridge
03.Boats Away
04.When I'm Yours
05.Someone's Rocking My Dreamboat
06.She's Such A Drag
07.Never Even Thought
08.Silence Is A Strong Reply
09.Don't Foget Him Now
10.You're So Tasty
