ドイツのレパートリーから、07年新規リマスター&3面開きデジパックでのリリース。音質はクリアで奥行きもあって非常によい。マグナ・カルタは、69年にロンドンで結成されたグループで、クリス・シンプソンとグレン・スチュワートのデュオに、スタン・ゴードンが加わる形でスタートした。69年のデビュー以降、休止期間を何度か挟みメンバー変遷を経ながら現在も活動を続ける、ブリティッシュ・フォーク系のビッグ・ネームの1つ。本作は、タイトル通り69年~06年におけるアンソロジー集2枚組で、16枚のアルバムからとアルバム未収シングル等がコンパイルされている。スリーヴ・デザインはロジャー・ディーン。クレジット・メンバーは、クリス・シンプソン、グレン・スチュワート、ライエル・トランター、スタン・ゴードン、リンダ・シンプソン、バリー・モーガン、トニー・カー、リー・アボット、グラハム・スミス、ナイジェル・スミス、ロビン・テイン、ディヴィー・ジョンストン、ポール・バージェス、トミー・ホイ、ピック・ウィザース等々で、一貫してアコースティック・ギターの音色とコーラス・ワークがともかくも美しい、プログレ色のあるパストラル・フォークまたはフォーク・ロックを展開。適度にキャッチーかつメロディアスで、優しくてジェントリーというか、洗練感のあるサウンドと上手い演奏、英国然とした湿った質感が心地好いマッチングを見せる。この線のフォーク・ロック系の中では、極めて真っ当で上質なグループという印象で、サイケ&プログレ色のあるアシッド・フォーク調の初期から、次第に洗練感が増していく中期、安定したポップネスを放つ後期~現在と、バンドの変遷も俯瞰出来るリーズナブルな好アンソロジー盤と思う。スリーヴも素敵。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Folk&Folk Rock/Folk Rock,Progressive,Pops / Digi-Pack 2CD(2007 Re-master) / Repertoire/German)
Chris Simpson
Lyell Tranter
Glen Stuart
Stan Gordon
Barry Morgan
Tony Carr
Linda Simpson
Lee Abbott
Graham Smith
Nigel Smith
Robin Thyne
Davey Johnstone
Paul Burgess
Tommy Hoy
Pick Withers
Tony Visconti
Rick Wakeman
& Others
Producerd by Gus Dudgeon,Tony Visconti,etc
収録曲目
(Disc1):
01.Midwinter
02.Airport Song
03.Elizabethan
04.Autumn Song / Epilogue
05.Time For The Leaving
06.Sponge
07.Wayfarin'
08.Roll On
09.Wish It Was
10.Two Old Friends
11.Father John
12.Isn't It Funny (And Not A Little Bit Strange)
13.Nothing So Bad (It Cant Get Better)
14.Mixed Up Sensations / Old Man
15.I'm Gonna Take You Down
16.You Are Only What You Are
17.Stop Bringing Me Down
18.One Man's Heaven
19.You And I
20.Forever
(Disc2):
01.Slowbone
02.Love On The Wire
03.Visions In A Crowd
04.Putting It Back Together
05.Highway To Spain
06.Danny
07.Wild Geese
08.Sting Of The Gin
09.Wind On The Water
10.Midnight Blue
11.Blues For A Long Road Home
12.For The Gypsy
13.Pictures In My Pillow
14.No Truth In The Rumour
15.Winterlude / Ulysses
16.Greenfields
17.Columbus
18.Seasons In The Tide