UKのマーケット・スクエアから、見開きデジスリーヴでのリリース。リアン・ホールはおそらくイースト・サセックス州ブライトン出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、ガールズ・パンク・バンドのウイッチノットで94年にデビュー、00年の解散後から、ピコ、ホーンテッド・ハウス等のユニットとソロ活動を並行している。本作は、17年にリリースされたソロ名義フォース・アルバムで、メンバーは、リアン、アレックス・ポーリック(ex.クライドラー,コローマ,etc)、フェリクス・ミュラー(ex.シュポルト,カンテ,etc)、ゼバスチャン・フォーゲル(ex.カンテ,ブリッタ,etc)、ノーラン・チャーン、ガイ・スタンバーグの6人、ポーリック、スタンバーグ、リアンの共同プロデュース。概ね、涼やかなポスト・フォーク調サウンドを展開していて、ポスト・ロックやポスト・パンク方面のソリッド感と、ブリット・フォーク方面のメロディアスさがいい塩梅のバランスで交叉。リアンの歌い過ぎないアンバーなボーカルを軸に、エレキ・ギター&パーカスを中心としたシンプルなアンサンブルが寄り添う感じで、薄いエレクトロニクスも交えた浮遊感が淡い木漏れ日感に収束。全体に強いインパクトや派手さはなく、楽曲も特にどうということはないかも知れないが、淡々としたクールさがある種のドローン感を生んでいる印象。この線としては落ち着いた美しさを放っていて、流していて心地好い好盤と思う。EUプレス盤
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輸入盤
(Folk&Folk Rock/SSW,Folk,Pops / Digi-Sleeve CD(2017) / Market Square/UK,EU)
Lianne Hall(vo,ac-g,el-g,el-p)
Alex Paulick(el-g,b,p,org,effects)
Felix Muller(el-g,p,klba)
Sebastian Vogel(frame-drum,snare,shaker,xyl)
Nolan Churn(shaker,snare,bass-drum)
Guy Sternberg(syn)
Produced by Alexander Paulick, Guy Sternberg & Lianne Hall
収録曲目
01.Always Late To The Party
02.The Crow's Nest
03.Monsoon
04.Amp On Fire
05.The Summer Of 100 Pulls
06.Mess Of Love
07.The Last Song Of The Caretaker
08.No Medicine
09.Slow Late
10.The Ocean Is Broken