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国内のセレストから、18年リマスターでのリリース。多分初CD化。レズリー・ダンカンはダラム州ストックトン・オン・ティーズ出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、63年にシングル・デビュー以降中堅シンガーとして活動していたが、10枚目のシングル「ラヴ・ソング」をエルトン・ジョンが気に入り、2人のデュエット・ヴァージョンがシングル・ヒットしたことで一躍知られる存在となった。ピンク・フロイドの「狂気」やアラン・パーソンズ・プロジェクトの「イヴ」を始めとして、数多のアーティストのアルバムにもバック・ボーカリストとして参加している。本作は、サブ・タイトル通り77～86年における未発表＆アルバム未収シングル音源をコンパイルしたアンソロジー集で、邦題は「ラヴ・ソング～アンリリースド 1977-86」。ブックレットには歌詞が掲載されているが解説はなく、レズリーのプライヴェート・スナップ写真が1枚封入されている。クレジット・メンバーは、レズリーと再婚旦那のトニー・コックス(キャラヴァン,トゥリーズ,ファミリー,イエス等のプロデューサ＆アレンジャー)を軸に、曲によってザ・メカニクスのアル・ホッジ、デイヴ・クゥイン、アラン・エデンの他、エディー・ベアード(ex.アメイジング・ブロンデル,メトセラ,etc)、ジョン・ミーリング(ex.イフ,etc)、フィル・カーティス(ex.アーサー・ブラウンズ・キングダム・カム,etc)、アンディ・ロバーツ(ex.プレインソング,etc)、ケイト・ブッシュ、マデリーン・ベル等々が適時参加、アレンジとプロデュースはコックス。シングルは9曲目(79年)、11,12曲目(82年)、13,14曲目(77年)、15曲目(80年)の6曲で、他は79～81年にかけて録音されたアルバム用？音源が中心と思われる。概ね、フィフス「メイビー・イッツ・ロスト」の延長線上にある、ブルー・アイド・ソウル系の洗練されたポップ・サウンドで、柔らかさとくぐもり感がともかくも流していて心地好い。80年代のエレポップ調も含め、佳曲も多くてけっこう楽しめる。
セレスト盤
(Folk&Folk Rock/SSW,Soul,Folk,Pops / Jewel-case CD(2018 Re-master) / Celeste/Japan)
Lesley Duncan(vo,ac-g)
Eddie Baird(ac-g)
Al Hodge(el-g)
Tony Cox(kbd)
Billy Livsey(kbd)
John Mealing(kbd)
Dave Quinn(b)
Phil Curtis(b)
Alan Eden(ds)
Andy Roberts(mdln)
John Woolams(sax,clnt)
Kate Bush(vo)
Paddy Bush(vo)
Madeline Bell(vo)
Pete Townsend(vo)
Phil Lynott(vo)
Billy Nicholls(vo)
Joe Brown(vo)
Vicky Brown(vo)
Orchestrated & Produced byTony Cox
収録曲目
01.You're A Sly One
02.I Don't Want To Know (About The World Today)
03.Walking Out Into A Bad Dream
04.The Wrong Woman
05.Yesterday (Was It Too Bright)
06.Don't Cry Anita
07.Walk Away
08.Love Song
09.Sing Children Sing
10.Ocean Wide
11.Another Light Goes Out
12.Masters Of War
13.The Magic's Fine
14.Paper Highways
15.Tomorrow
