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スペインのゾモー・レコードから、、18年新規リマスターでのリシュー。フリバーティジベットは、元メロウ・キャンドルのデヴィッド＆アリソン・ウィリアムズ夫妻が、南アフリカ移住後に新たに結成したグループで、おそらくダーバンを拠点に活動していたと思われる。本作は、78年に南アフリカのスタニアン・レコードから200枚限定プレスでリリースされた唯一のアルバムで、オリジナルLPはトラッド＆フォーク系マニアの間でよく知られた著名コレクターズ・アイテム。メンバーは、ウィリアムズ夫妻、ジョ・デュディング、バリー・グレンの4人編成を基本に、曲によってデニス・ラルウェット、デヴィッド・ランバート、フランチェスコ・チニョーリ、コリン・シャピロ、ピーター・ヒューバー、ジョン・アイルランド等々が適時参加、デヴィッド・マークス、デヴィッド・ウィリアムズ、ヒューバーの共同プロデュース。概ね、トラッド色が担保されたフォーク・サウンドを展開していて、スティーライ・スパン(1曲目)、チーフタンズ(5曲目)、プランクシティやA.L.ロイド(13曲目)等でも知られるトラッド・チューン群と、ティア・ナ・ノグのカヴァー(3曲目)も含むメンバー達のオリジナル曲が違和感なく並ぶ。ジグ＆リール系は勿論、全体にキレのよい弦楽器を軸としたアンサンブルは軽快で、男女ボーカルとのバランスもよく、この線としてはわりと文句なしの好盤と思う。余談だが、フリバーティジベットとは、「浮気女」という意味の古英語らしい。また、このバンドを、クロダー・シモンズ主導だったメロウ・キャンドルの後進とするには無理がある。
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輸入盤
(Folk&Folk Rock/Trad,Folk / Jewel-case CD(2018 Re-master) / Sommor Records/Spain)
Alison Williams(vo,mdln,tbrm,a-harp,bdrn,finger-cymbals)
Jo Dudding(vo,bdrn,wsle,rcdr,bones)
David Williams(vo,g,mdln,bzki,cowbell)
Barrie Glenn(vo,g,mdln)
Denis Lalouette(b)
David Lambert(fdl)
Francesco Cignoli(vln)
Colin Shapiro(fl)
Peter Huber(p,syn)
John Ireland(syn)
Nippy Cripwell(contrabass)
R. Pickett(ds)
Produced by David Marks, David Williams, Peter Hubner
収録曲目
01.The Black Miner
02.Little Roving Sailor
03.Mariner Blues
04.The Black Cap
05.An Suisin Ban (The White Blanket)
06.Medley: The Rose Tree / The Chanter's Song / Humours Of Whiskey
07.Blackberry Bush / Blackberry Blossom
08.Whistling Jigs To The Moon / The Dancing Master's Reel
09.The Brisk Young Widow / Sheffield Hornpipe
10.Seafarer
11.Shepherd O Shepherd / Linnen Hall
12.The Green Cockade
13.Four Drunken Maidens / Rolling In The High Grass
14.Episodes
