UK/EUのフィクション・レコードから、見開きデジスリーヴでのリリース。ビリー・マーテン(aka.イザベラ・ソフィー・トウェドル)は、ノース・ヨークシャーのリポン出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、11年(当時12歳)に自作曲の弾語りYouTube動画が一部で話題を呼び、14年にシングル・デビューした。本作は、23年にリリースされたフォース・アルバムで、メンバーは、アコギまたはピアノ弾語りスタイルを軸としたビリー、ビリーとの共同プロデュース兼任のドン・モンクスの2人を核に、ウィル・テイラー、ホリー・ヘンダーソン、ニック・ピニ、ニック・ヒル、カスパー・マイルス、クライヴ・ディーマー、ハリー・ファウジング・スミス、マーカス・ハンブレット等々が曲によって適時バックを担当。概ね、前作までの湿った英国的ポップネスはそれなりに担保しつつも、それなりにフォーク色が強かったファースト「ライティング・オブ・ブルーズ&イエローズ」時に回帰しているというか、むしろファーストよりももっとフォーク然としたサウンドを展開。何より、多くの曲で聴こえる柔らかいヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦楽隊が効いていて、シンプルで的を射たバック・バンドのハマりもよく、線の細さがくぐもり感に収束するビリーのシンギングも申し分なく素敵。ニック・ドレイク、ヴァシュティ・バニアン、ジョニ・ミッチェル等に影響を受けたということらしいが、本作の寸止め的淡い情感とアンバーな空気感は、けっこうストレートにその辺りに近似する印象で、ともかくも流していて非常に心地好い。全体に漂うアシッド・フォーク調の浮遊感も含め、美しい好盤と思う。素敵!。チェコ・プレス盤
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輸入盤
(Folk&Folk Rock/Folk,SSW,Acid Folk / Digi-Sleeve CD(2023) / Fiction Records/UK,EU,Czech)
Billie Marten(vo,ac-g,b,mdln,uklele,p,kbd)
Don Monks(per,kbd)
Will Taylor(el-g,ac-g,vo)
Holly Henderson(el-g)
Nick Pini(b,d-b)
Nick Hill(b,ac-g,vo)
Casper Miles(ds)
Clive Deamer(ds,per)
Harry Fausing Smith(vln)
Henry Rankin(vln,vla)
Katt Newlon(cello)
Tommy Heap(d-b)
Marcus Hamblett(brass,mltrn,el-g)
Emma Gatrill(clnt,harp)
Produced by Dom Monks, Billie Marten
収録曲目
01.New Idea
02.God Above
03.Just Us
04.I Can't Get My Head Around You
05.Willow
06.Acid Tooth
07.Devil Swim
08.I Bend to Him
09.Nothing But Mine
10.Arrows
11.Tongue
12.This Is How We Move
13.Drop Cherries