USAのデイジー・リングス・ミュージックから、3面開きデジスリーヴでのリリース。アシュリー・デイヴィスはカンサス州出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、アイルランドに渡ってリムリック大学の音楽アカデミーでケルト音楽を学び、11年のファースト・ソロ・アルバム以降、現在までに6枚程のソロ名義アルバムをリリースしている。本作は、20年にリリースされたアシュリー・デイヴィス・バンド名義のファースト・アルバムで、メンバーは、アシュリー、デイヴ・カーリー、コリン・ファレル、ウィル・マクモラン、ダンカン・ウィッケルの5人編成を基本に、曲によってガウェイン・マシューズ(ex.マット・フリナー・クァルテット,クラヌア・コレクティヴ)、トニー・ファータド、ハイディ・タルボット、ショーン・ヘネシー、ジョン・ドイル、ティム・オブライエン等が適時参加、マシューズとバンドの共同プロデュース。概ね、ケルティック・テイストのフォークなのだが、ケルト系のフレーズやリフが、例えば初期ジョニ・ミッチェル辺りに通じるアメリカンな木漏れ日的メロディに収束していて、全体に涼やかで落ち着いたサウンドを展開。このマッチングは非常に上手くいっている印象で、カラっとした感じとしっとりした感じがいい塩梅のバランスで同居する、ちょっと独特の空気感を生んでいる。前に出ないアンバー感のアシュリーのシンギングは、素直に美しく淡い情感十分で、さりげなく上等な弦楽器中心のアンサンブルもカッコよく、ともかくも流していて心地好い好盤と思う。
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輸入盤
(Folk&Folk Rock/Celtic Folk,SSW/ Digi-Sleeve CD(2020) / Daisy Rings Music/USA)
Ashley Davis(vo)
Dave Curley(ac-g,mdln,bdrn,bjo,vo)
Colin Farrell(fdl,low-wsle)
Will MacMorran(el-g,ac-g,bzki,b,per,pipes,acdn)
Duncan Wickel(strings,cello,fdl,tenor-g)
Gawain Mathews(ac-g,acdn,dbro,mandola,mdln,b,p,el-g,per,per,vo)
Tony Furtado(bjo,vo)
Stephanie Schneiderman(vo)
Heidi Talbot(vo)
Shane Hennessy(ac-g,vo)
John Doyle(ac-g,bzki,vo)
Shawn Colvin(vo)
Simon Chrisman(hammer-dlmr)
Nicholas Falk(per)
Mick McAuley(vo,melodeon)
Tim O’Brien(mdln,vo)
Kevin Crawford(fl)
Damien Mullane(button-acdn)
Produced by Gawain Mathews & The Ashley Davis Band
収録曲目
01.Davey Jones
02.Mountain Jane (feat. Tony Furtado)
03.Burning House (feat. Heidi Talbot)
04.Lorem Ipsum (feat. Shane Hennessy)
05.How 'Bout You
06.Annachie Gordon (Traditional Scottish Song/feat. Shawn Colvin)
07.Buffalo Mountain (tune)
08.When He Loved Her Too
09.You Haven't Left Me
10.Gloaming Song
11.Not Today (feat. Mick McAuley)
12.The Dry Cloud (How Will I Live Out My Days) (feat. Tim O'Brien)
13.Sign Of The Times (tunes)
14.Here by My Side