& 
!
USAのオムニボア・レコーディングスから、見開きデジスリーヴでのリシュー。スティーライ・スパンは、アシュリー・ハッチングスとテリー・ウッズが中心となって69年に新たに結成されたグループで、ペンタングル、フェアポート・コンヴェンションと等とともに、ブリティッシュ・エレクトリック・トラッドを代表する存在として広く知られているビッグ・ネーム。69年の夏のキール・フォーク・フェスティヴァルで、フェアポートのハッチングスとスウィーニーズ・メンのテリーが出会い、共に新バンド結成を目指すことで意気投合、最初にジョニー・モイニハンとアンディ・アーヴァインを誘うが断られ、ボブ＆キャロライン・ペグ夫妻、ドランスフィールド兄弟にもフラれて、最終的にマディ・プライア＆ティム・ハートのデュオが承諾、テリーの奥さんのゲイ・ウッズを加えてやっと結成に至る。本作は、タイトル通り74年7月4日ニュー・ヨーク・ボトム・ラインでのライヴ音源を収録した発掘ライヴ盤で、おそらく初出。FMラジオ放送用音源で、音質・バランス共に申し分ない。メンバーは、マディ(ex.シリー・シスターズ)、ハート、ピーター・ナイト、ボブ・ジョンソン、リック・ケンプ、ナイジェル・ペグラム(ex.ニドロログ,etc)の6人編成、シャリル・パウェルスキーとグレッグ・ペンディアンの共同プロデュース。74年セクス「ナウ・ウィー・アー・ザ・シックス」のプロモーション・ツアーで、トラッドのデモーニッシュな暗さにフォーカスしていた初期から、ジグ＆リールを主軸としたダンサブルな祝祭感フォーカスへ路線変更して、より明るく涼やかになったサウンドの絶頂期の演奏を堪能出来る。ロック調でノリのよいケンプとペグラムのリズムに乗せて、マディたちのボーカル、ハーモニー・コーラス、フィドル、ギター等が軽快に弾けるアンサンブルは上等で、美しい佳曲「ガウデーテ」も含め、バンド感十分の好ライヴ盤と思う。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤
(Trad&Folk/Electric&British Trad / Digi-Sleeve CD(2024) / Omnivore Recordings/USA)
Maddy Prior(vo)
Tim Hart(g,vo)
Bob Johnson(g,vo)
Peter Knight(fdl,vln,kbd,vo)
Rick Kemp(b,vo)
Nigel Pegrum(ds,per)
Produced by Cheryl Pawelski, Gregg Bendian
収録曲目
01.Beg Your Leave
02.Irish Jigs (Including Paddy Clancy's)
03.Alison Gross
04.Song Introduction To 'Cam Ye O'er Frae France'
05.Cam Ye O'er Frae France
06.Song Introduction To 'John Barleycorn'
07.John Barleycorn
08.Song Introduction To 'Little Sir Hugh'
09.Little Sir Hugh
10.Song Introduction To 'Two Magicians'
11.Two Magicians
12.Saucy Sailor
13.Robbery With Violins / Kitty Come Down From Limerick / O'Rourke's Reel
14.Summer Is A Comin' In
15.Staines Morris / In Peascod Time
16.One Misty Moisty Morning
17.Gaudete
18.Thomas The Rhymer
19.The Musical Priest / The Silver Spear / The High Reel
20.Naughtical Medley: Hearts Of Oak / A Life On The Ocean Wave / Rule Britannia
21.Royal Forester
22.The Mason's Apron
