UKのEMI/ヴァージンから、77年に本作のプロモ用として無料配布されたアルバム未収シングル1曲(10曲目、「グリーン」に別バージョン収録)と、「フィッシュ・ライジング」収録曲の別バージョン2曲(11,12曲目)の計3曲をボーナスで加えての、07年新規リマスターでのリシュー。スティーヴ・ヒレッジはロンドン出身のギタリストで、プログレ系リスナーには何よりゴンクでの活動で知られていると思うが、アザッケル(ユリエル)、カーン、システム7の他、ソロ活動でも名を馳せるカンタベリー・ロックのビッグ・ネームの1人。本作は、77年にUKヴァージンからリリースされたサード・ソロ・アルバムで、メンバーは、ヒレッジ、ミケッテ・ジラウディ、マルコム・セシル、レジー・マクブライド、ジョ・ブロッカーの5人編成、プロデュースはセシル。セシルは、ヒレッジお気に入りのムーグ・シンセ・システム「トント」の開発者で、セシルとマクブライドはそのトントを使ったユニット「トントズ・エクスパンディング・ヘッド・バンド」のメンバー。この後「グリーン」、「オープン」と続く、ヒレッジ流スペイシー・ファンク・プログレ路線の第1作目で、ドカスカだがファンキーな、独特の沈むタイム感のリズム隊に乗せて、絶妙の心地好さを放つトリッピーなディレイ・ギターとピューピュー・シンセが飛び交う。ヒレッジのギターとトントのエレクトロニクス・サウンドの相性は、当然の如く抜群で文句なしに心地好く、この嫌味のないポップネスと刺激的なサイケ感覚は、まさに正しく黄金期のゴングを継承したトリップ・サウンド。楽曲は少々地味目だが、ノリのよい演奏とエレクトロニクスが素直にカッコいい好盤と思う。EUプレス盤
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Canterbury,Psyche,Electronics / Jewel-case CD(2007 Re-master) / EMI,Virgin/UK,EU)
Steve Hillage(vo,g,g-syn)
Malcolm Cecil(syn)
Reggie McBride(b)
Jo Blocker(ds)
Miquette Giraudy(vo,syn)
Producerd by Malcolm Cecil
収録曲目
01.Hello Dawn
02.Motivation
03.Light In The Sky
04.Radio
05.Wait One Moment
06.Saucer Surfing
07.Searching For The Spark
08.Octave Doctors
09.Not Fade Away(Glid Forever)
bonus track(unreleased):
10.Leylines To Glassdom (Tonto version 1977 single)
11.The Salmon Song (original Power Trio backing track)
12.The Golden Vibe (alternate mix)