UKのEMI/ヴァージンから、77年のレインボウ・シアターでの未発表ライヴ音源1曲をボーナスで加えての、07年新規リマスターでのリシュー。スティーヴ・ヒレッジはロンドン出身のギタリストで、プログレ系リスナーには何よりゴンクでの活動で知られていると思うが、アザッケル(ユリエル)、カーン、システム7の他、ソロ活動でも名を馳せるカンタベリー・ロックのビッグ・ネームの1人。本作は、78年にUKヴァージンからリリースされたライヴ盤で、77,78年のロンドンのレインボウ・シアターとマーキー・クラブ、オックスフォードのポリテクニックでのライヴ音源を収録、オリジナルLPは2枚組だったので2in1CD。メンバーは、77年がヒレッジ、ミケッテ・ジラウディ、クライヴ・バンカー(ex.ジェスロ・タル,ソルスティス,etc)、コリン・バース(ex.キャメル,etc)、クリスチャン・ブーレ(ex.クリアライト,etc)、フィル・ホッジ、ベイジル・ブルックスの7人編成が中心、78年はヒレッジとジラウディの2人に、ジョン・マッケンジーとジョー・ブロッカー、またはカーティス・ロバートソンとアンディ・アンダーソンのリズム隊の4人編成。ヒレッジの心地好いディレイ・ギターを核に、バンカーとバースのドライヴするリズム隊とブーレのグリッサンド・ギターで盛り上がる77年、横ユレ16ビートの粘っこいリズム隊によるスペイシー・ファンク・プログレ期の78年、どちらも申し分のないカッコよさを放つ。ボーナス収録された「ソーラー・ミュージック組曲」も含め、スタジオ盤の緻密さを損なうことなしに展開される、ライヴならではのノリのよい演奏はともかくも濃密で圧巻。およそ文句なしの大好ライヴ盤と思う。心地好くてカッコよし!。EUプレス盤
輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Psyche,Jazz Rock,Canterbury / Jewel-case CD(2007 Re-master) / EMI,Virgin/UK,EU)
Steve Hillage(vo,g,syn)
Miquette Giraudy(syn,vo)
Christian Boule(g)
Phil Hodge(kbd)
Basil Brooks(syn,sequencer,fl)
Colin Bass(b,vo)
John McKenzie(b,vo)
Curtis Robertson(b)
Clive Bunker(ds)
Andy Anderson(ds)
Joe Blocker(ds)
Producerd by Steve Hillage
収録曲目
1.Salmon Song
2.The Dervish Riff
3.Castle In The Clouds/Hurdy Gurdy Man
4.Light in the Sky
5.Searching For The Spark
6.Electrick Gypsies
7.Radiom/Lunar Music Suite/Meditation Of The Dragon
8.It's All Too Much/Golden Vibe
bonus track(live at The Rainbow Theatre 1977):
9.Solar Musick Suite