オランダのSOSSから、見開きデジスリーヴでのリリース。スーパーシスターは、ハーグのグローティスス大学の学生バンドだったプロヴォケイションを母体として、68年に結成されたグループで、オランダ出身ながらかなりカンタベリー色の強いサウンドを展開した。本作は、25年にリリースされた再編セカンドで、19年再編ファースト「Retsis Repus: Projekt 2019」以来6年振りの通算セヴンス・アルバム。メンバーは、ロベルト・ヤン・スティップス、リニュス・ヘリツェン(ex.ゴールデン・イアリング,etc)、レオン・クラーセ(ex.ピルグリムズ,パワープレイ,etc)のトリオ編成を基本に、曲によってハーグ・レジデンティ管弦楽団のオーケストラ(アレンジはヘイス・クラマース、指揮はハンス・レーンデルス)も参加、プロデュースはヤン・スティップス。ヘリツェンとクラーセは再編ファーストの参加メンバーで、近年この3人で活発にライヴ活動を行なっていて、その過程で作られた新曲と新たなアレンジの過去曲を、スタジオ&ライヴ音源を交えてエディットした内容。全体に、少しセッション色が前面に顕れている感じだが、エレガントなカンタベリー・テイストのポップネスが担保されていて、ソフィスティケトされたサイケ色と、キーボード・トリオ然としたクラシック要素内包のプログレ色が交叉。耳触りの柔らかいキーボード群の音色と、線の細い呟き系の声の張らないボーカル、ジャジーで的確なリズム隊によるアンサンブルは上等で、ともかくも流していて心地好い好盤と思う。
輸入盤
(Progressive /Psyche,Canterbury,Jazz Rock / Digi-Sleeve CD(2025) / Soss/Holland)
Robert Jan Stips(kbd,vo)
Rinus Gerritsen(b)
Leon Klaasse(ds,per,vo)
Het Residentie Orkest(orch)
Orchestra Arranged by Gijs Kramers
Orchestra Conducted by Hans Leenders
Produced by Robert Jan Stips
収録曲目
01.Something In Return
02.Nancy Never Knew
03.Out Of The Darkness
04.Into The Moving Light
05.Anywhere The Wind
06.Interlude I
07.Never In A 100.000.000 Dreams
08.Interlude II
09.60's Medley
10.Excerpt From Pudding & Gisteren
11.Interlude III
12.The Last Chord Open