オランダのSOSSから、見開きデジスリーヴでのリリース。スーパーシスターは、ハーグのグローティスス大学の学生バンドだったプロヴォケイションを母体として、68年に結成されたグループで、オランダ出身ながらかなりカンタベリー色の強いサウンドを展開した。本作は、19年にリリースされた再編アルバムで、オリジナル・スタジオ作品としては、74年のスウィート・OK・スーパーシスター名義「スパイラル・ステアケース」から45年振りのセクス・アルバム。00年に、ロベルト・ヤン・スティップス、サーチャ・ファン・ギースト、ロン・ファン・エイク、マルコ・ヴロイクのオリジナル・メンバー4人で再編、ライヴ映像&音源をリリースしたが01年にファン・ギーストが急逝、残った3人で活動を模索してリハも行っていたようだが、11年にファン・エイクが癌で他界して頓挫。19年にヤン・スティップスが中心となって、00年以降のマテリアルをレコーディングしたという流れらしい。クレジット・メンバーは、ヤン・スティップス、ヴロイク、ペーテル・カリシェル、リニュス・ヘリツェン、バルト・ヴェイトマン、セサール・ズーデルヴェイク、マリーケ・ブロカンプ等々。概ね、オルガン、ピアノ、エレピ、ヴァイオリン、トロンボーンを軸とした、ジャズ・ロックとポップス、クラシックのゴッタ煮プログレを展開していて、初期ソフツ的サイケ感がそのまま担保されている印象。全体に派手ではないが、楽曲とアレンジが凝っていて、ユーモラスでエレガントなモンド感も変わらずで、非常に楽しめる好盤と思う。
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輸入盤
(Progressive /Psyche,Jazz Rock,Canterbury / Digi-Sleeve CD(2019) / Soss/Holland)
Robert Jan Stips(kbd,vo)
Marco Vrolijk(ds)
Peter Calicher(kbd)
Bart Van Gorp(b-tb)
Junior Huigen(tb)
Marieke Brokamp(vln)
Thijs Kramer(vln)
Rinus Gerritsen(b)
Bart Wijtman(b)
Cesar Zuiderwijk(ds)
Rob Kloet(ds)
Leon Klaasse(ds)
Rob Wijtman(ds)
Henk Hofstede(vo)
Joke Geraets(vo)
Freek de Jonge(narration)
Produced by Robert Jan Stips
収録曲目
01.Memories Are New IV
02.I Am You Are Me / Transmitter
03.Sister Talk 1
04.For You And For Nobody Else
05.Max Eco
06.Hope To See You There Again
07.Yellow Days
08.Sister Talk 2
09.Next Door Movie
10.Cuckoo
11.Hope To See You Again