USAのキュニホームから、限定クラムシェル4CDボックスセットでのリリース。デイヴィッド・アレン、ロバート・ワイアット、ケヴィン・エアーズ、マイク・ラトリッジの4人でスタートしたソフト・マシーンは、ケント州カンタベリーで66年前後に勃興した、いわゆるカンタベリー・ロック・シーンの柱となるグループで、ゴング、ホール・ワールド、マッチング・モウル等の派生バンドと共に、数多のミュージシャン達に影響を与えリスペクトを受け続けるビッグ・ネーム。本作は、タイトル通り71年2月27,28日にオスロ近郊のホヴィコッデン岬にあるヘニエ・オンスタ・アート・センターで行われたコンサートの、4セット全てを収録した発掘ライヴ盤4枚組で、28日の2セットは09年にカナダのリール・レコーディングスからリリースされていたが、27日の2セットは初出、マスターテープのサウンド・バランスをレストアしてのリリース。メンバ-は、ワイアット、ラトリッジ、ヒュー・ホッパー、エルトン・ディーンの4人編成。両日とも基本同じ演目(28日のセカンド・セットのみアンコールも収録)だが、1曲目の「フェイスリフト」から全開のインプロで炸裂、やはりコール&レスポンスや盛り上がりが異なっていて、ともかくも濃密で緊張感のある素晴らしいアンサンブルを堪能出来る。概ね「3」と「4」収録曲が中心だが、この後「5」に収録されることになる「オール・ホワイト」や「ピッグリング・ブランド(10:30 リターンズ・トゥ・ザ・ベッドルームとのメドレー)」も、ワイアットのドラミングで聴けて面白い。音質・バランスともに非常によく、特に27日はおよそ文句なしのクオリティの初出音源で、カンタベリー・ジャズ・ロック系愛好家ならまずもって楽しめるだろう、要チェックの好ライヴ盤と思う。
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輸入盤/限定プレス
(Progressive/Jazz Rock,Canterbury / Clamshell 4CD BOX(2024 Restore) / Cuneiform Records/USA)
Robert Wyatt(ds,vo)
Mike Ratledge(org,el-p)
Elton Dean(sax,saxello,el-p)
Hugh Hopper(b)
Produced by Unknown
収録曲目
(CD1/February 27, 1971 - 1st Set):
1.Facelift
2.Virtually
3.Slightly All The Time
4.Fletcher's Biemish
(CD2/February 27, 1971 - 2nd Set):
1.Neo-Caliban Grides
2.Out Bloody Rageous
3.Vocal Improvisation
4.Eammon Andrews
5.All White
6.Kings And Queens
7.Teeth
8.Pigling Bland
(CD3/February 28, 1971 - 1st Set):
1.Facelift
2.Virtually
3.Slightly All The Time
4.Fletcher's Biemish
(CD4/February 28, 1971 - 2nd Set):
1.Neo-Caliban Grides
2.Out Bloody Rageous
3.Vocal Improvisation
4.Eammon Andrews
5.All White
6.Kings And Queens
7.Teeth
8.Pigling Bland
9.Slightly All The Time (Encore)