USAのムーンジューン・レコードから、08年リマスター&デジパックでのリリース。デイヴィッド・アレン、ロバート・ワイアット、ケヴィン・エアーズ、マイク・ラトリッジの4人でスタートしたソフト・マシーンは、ケント州カンタベリーで66年前後に勃興した、いわゆるカンタベリー・ロック・シーンの柱となるグループで、ゴング、ホール・ワールド、マッチング・モウル等の派生バンドと共に、数多のミュージシャン達に影響を与えリスペクトを受け続けるビッグ・ネーム。本作は、71年秋のドイツ・ツアーからの発掘ライヴ音源を収録したもので、初出未発表音源。メンバーは、ラトリッジ、ヒュー・ホッパー、エルトン・ディーン、フィル・ハワードの4人編成で、ワイアット脱退直後の時期。結果としてフィフスのレコーディング・メンバー達による演奏で、全編に渡ってヘヴィな炸裂を見せる。ともかくもハワードのドラミングがすさまじいというか圧巻で、終始炸裂していてテンションが落ちないのに加え、ホッパーのウネウネ・ベースと殊の外相性がよく、全ラインナップの中で最もヘヴィかつハードな印象。この後リリースされるフィフスと、サード収録ナンバーが中心だが、ラトリッジもディーンも、ハーワードに引っ張られてか非常に激しく弾きまくり&吹きまくっていて、いつになく重厚で濃密なアンサンブルで、ダレることなく最後まで非常にカッコいい。ジャズ寄りのクールさは影を潜めているが、完全にロックの範疇といえる熱い演奏は文句なしで、数多ある発掘ライヴ音源の中でも演奏・音質ともに最上位に位置する素晴らしい1枚。ソフツ愛好家は勿論、ジャズ・ロック愛好家なら素直に楽しめるだろう、要チェックの好ライヴ盤と思う。えらいカッコよし!。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Jazz Rock,Canterbury / Digi-Pack CD(2008 Re-master) / Moonjune/USA)
Mike Ratledge(org,el-p)
Elton Dean(sax,el-p)
Hugh Hopper(b)
Phil Howard(ds)
Produced by Unknown
収録曲目
01.Neo Caliban Crides
02.All White
03.Slightly All The Time
04.Drop
05.M.C.
06.Out-Bloody-Rageous
07.As If
08.Dark Swing
09.Intropigling
10.Pigling Bland