UKのエソテリックから、11年新規24ビット・リマスターでのリシュー。ギルガメッシュは、ジャズ畑やアサガイで活動していたアラン・ガウエンが中心となって、72年にロンドンで結成されたグループで、ハットフィールド&ザ・ノース、ナショナル・ヘルス、ソフト・ヒープ、ソフト・マシーン、ターニング・ポイント、ニュークリアス、キース・ティペット・グループ等々、多くの関連・派生バンドを持つ。流動的なメンバー交代を経て、75年にファースト・アルバムとなる本作をUKヴァージンからリリースした。メンバーは、ガウエン、フィル・リー、ジェフ・クライン、マイク・トラヴィスの4人編成が基本で、曲によってアマンダ・パーソンズが適時ゲスト参加、バンドとデイヴ・スチュワート(ex.アザッケル,エッグ,ハットフィールド&ザ・ノース,ナショナル・ヘルス,ブルーフォード,etc)との共同プロデュース。当時、ハットフィールド&ザ・ノースとよく対バンを組んでライヴを行っていて、お互いに客演やセッションをしたりかなり親密な関係だったようで、基本的にはハットフィールドをジャズ寄りにしたようなカンタベリー感十分のジャズ・ロックを展開。全体にメロディアスで柔らかく、丸くてジャジーな耳障りのよいサウンドで、ゆったりまったりしたスタートから、ギターとエレピ&オルガンを中心に時に異様な盛り上がりを見せるインプロは、ちょっと地味な印象だが実はかなりスリリングでカッコいい。カンタベリー系としては勿論、ジャズ・ロックとしてもわりと文句なしの好盤と思う。この後、バンドは一時解散状態となって、ガウエンはナショナル・ヘルス、クラインはターニング・ポイント等々で活動するが、78年に再編してセカンド・アルバムをリリースする。カッコよし!。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Jazz Rock,Canterbury / Jewel-case CD(2011 24bitRe-master) / Esoteric/UK)
Alan Gowen(kbd)
Phil Lee(g)
Jeff Clyne(b)
Mike Travis(ds)
Amanda Parsons(vo)
Produced by Gilgamesh & Dave Stewart
収録曲目
1.Darker Brighter
2.Bobberty-Theme From Something Else
3.Waiting
4.Play Time
5.Underwater Song
6.Foel'd Again
7.T.N.T.F.X.