USAのクレオパトラ・レコードから、21年新規リマスター&見開きデジスリーヴでのリシュー。トッド・ラングレンは、フィラデルフィア近郊のペンシルベニア州アッパー ・ダービー出身のマルチ・ミュージシャンで、68年にナッズでデビュー、70年の解散後にニュー・ヨークに移住してベアズヴィル・レコードのエンジニアに就任、70年9月にソロ・デビューも果たした。74年にソロと平行してユートピアを結成、グランド・ファンクやスティーヴ・ヒレッジ等のプロデュース業も含め、現在も活動を続けるビッグ・ネーム。本作は、10年にUSAステットソン・レコードからリリースされたロバート・ジョンソンのカヴァー・アルバムで、ジョンソン生誕100周年企画として制作されたものらしい。メンバーは、ボーカル、ギター、リズム・マシーン、プロデュース兼任のトッド、ベースのカシム・サルトン(ex.ユートピア,etc)の2人。わりと全編に渡ってトッドがギターを弾きまくっていて、ブルース・ロックというよりハード・ロック調の重厚な仕上がりで、2人ながらバンド感が担保された炸裂感は素直にカッコいい。ソロは勿論、ボーカルの合いの手的オブリガードでも軽快に弾き倒すギター、往年のソウルフルさとハード調シャウトが交叉するボーカルは文句なしにノリノリで、リフ&フレーズのザクザク感やグルーヴを支えるサルトンのベースのハマりも上々。ある程度エフェクトの効いた当世風のギター音色に、多少の好き嫌いはあるかも知れないが、ブルース・ハード系の線としてともかくも好盤と思う。カナダ・プレス盤
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輸入盤
(Blues&Swamp/Blues,Hard / Digi-Sleeve CD(2021 Re-master) / Cleopatra Records/USA,Canada)
Todd Rundgren(vo,g,ds-machine)
Kasim Sulton(b)
Produced by Todd Rundgren
収録曲目
01.Dust My Broom
02.Stop Breakin Down
03.Kindhearted Woman Blues
04.Walking Blues
05.Love in Vain
06.Last Fair Deal Gone Down
07.Sweet Home Chicago
08.They're Red Hot
09.Come On In My Kitchen
10.Hellhound On My Trail
11.Traveling Riverside Blues
12.Crossroads Blues