オランダ/EUのレッド・バレットから、73年アルバム未収シングル2曲の他、本作制作時のラフ・ミックスや別ミックス、シングル&別ヴァージョン等計15曲をボーナスで加えての、21年新規リマスター&3面開きデジパック2枚組でのリシュー。ゴールデン・イアリングはオランダのデン・ハーグ出身のグループで、ショルヘ・コーイマンスとリニュス・ヘリツェン(ex.スーパーシスター,etc)がハイスクール時代の61年に結成したザ・トルナドスを母体としている。65年にゴールデン・イア・リングスとしてデビュー後、バンド名のマイナー・チェンジとメンバー変遷を経ながら、現在も活動を続けるダッチ・ロックのビッグ・ネーム。本作は、73年にオランダのポリドールからリリースされたナインス・アルバムで、分厚いブックレット入。メンバーは、コーイマンス、ヘリツェン、バリー・ハイ、セサール・ズイデルヴェイク(ex.リヴィング・ブルース,etc)の4人編成を基本に、曲によってエルコ・ヘリング(ex.キュービー+ ブリザーズ,etc)、ベルテュス・ボルヘルス、パトリシア・パーイ等が適時ゲスト参加。概ね、ハード、プログレ、ポップスのゴッタ煮的サウンドを展開していて、あまり明るさを伴わないグラム・ロック・マナーも交叉。メインストリーム系のキャッチーさが担保されたブルース基調の楽曲、プログレ調アレンジ、ハード・ロックには成り切らないロック感の演奏などなど、各要素が煮え切らない状態で同居していて、全体に妙なマッチングが結果として味わい生んでいて面白い。この煮え切らなさは、例えばベーブ・ルースや中期以降のレア・バード辺りにも通じる印象で、その線としては演奏もカッコいい好盤と思う。
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輸入盤
(Blues&Swamp/Hard,Progressive,Pops,Blues / Digi-Pack 2CD(2021 Re-master) / Red Bullet/Holland,EU)
Barry Hay(vo,fl,sax,per)
George Kooymans(vo,ac-g,el-g)
Rinus Gerritsen(b,syn,p,org,acdn)
Cesar Zuiderwijk(ds,per)
Eelco Gelling(sl-g)
Bertus Borgers(sax)
Patricia Paay(vo)
Produced by Golden Earring
収録曲目
(CD1):
01.Candy's Going Bad
02.Are You Receiving Me
03.Suzy Lunacy (Mental Rock)
04.Radar Love
05.Just Like Vince Taylor
06.Vanilla Queen
07.Big Tree, Blue Sea (1973 version)
08.Candy's Going Bad (single version)
09.Radar Love (single version)
10.The Song Is Over (1973 single)
11.Instant Poetry (1973 single)
12.From Heaven, From Hell (1974 version)
(CD2):
01.Vanilla Queen (early version)
02.Radar Love (basic track)
03.The Song Is Over (basic track)
04.Are You Receiving Me (basic track)
05.Candy's Going Bad (rough mix)
06.Vanilla Queen part 1 (rough mix)
07.Just Like Vince Taylor (alternate mix)
08.Big Tree, Blue Sea part 1 (rough mix)
09.Radar Love (instrumental mono mix)