& 
!
韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、71,73年のアルバム未収シングル両面4曲をボーナスで加えての、19年新規リマスター＆限定ペーパースリーヴでのリシュー。エンボス＆コーティング見開き紙ジャケ仕様で、インサート、インナー・バッグ入、オビ付。ロロは、アラン・ロス(ex.ロス,アラン・ロス・バンド,etc)とワーウィック・ローズ(ex.タンジェリン・ピール,etc)が、71年にロンドンで結成したデュオ・ユニットで、本作は72年にUKリーガル・ゾノフォンからリリースされた唯一のアルバム。メンバーは、ロス、ローズ、ジョン・ウィーダー(ex.ファミリー,スタッド,etc)、ニール・シェパード、ロッド・クームス(ex.ストラビスムス(リフ・ラフ),トライフル,ジューシー・ルーシー,ストローブス,etc)の5人編成を基本に、曲によってブライアン・ロジャーズのアレンジによるオーケストラが入る。プロデュースはジョン・アルコック。「ザ・ウエイト」近似のタイトル曲を始めとして、概ねザ・バンド方面のスワンプ色を基調に、ブリティッシュ的アンバー感を織り交ぜたフォーク・ロック調サウンドを展開。いわゆるアメリカへの憧憬系というか、ルーラル・ロック系というか、全体にパブ・ロック色は強くないが、曲によってはブリンズリー・シュウォーツやヘルプ・ユサセルフ辺りにも近似する印象。テリー・リード・タイプのロスのボーカルはカッコよく、少し荒っぽいがノリは悪くないローズのベースもいい味を出していて、この線としては雰囲気のよい好盤と思う。ボーナス群にも佳曲あり。
輸入盤
(Blues&Swamp/Swamp Folk,Folk Rock / Paper-Sleeve CD(2019 Re-master) / Big Pink Music/Korea)
Alan Ross(vo,el-g,ac-g,rcdr)
Warwick Rose(b)
John Weider(el-g,vln)
Neil Sheppard(kbd,vo)
Rod Coombes(ds,per,vo)
Orchestra Arranged by Brian Rogers
Produced by John Alcock
収録曲目
01.Goin' Round My Head
02.Beautiful Lady
03.Something About Her
04.Down On The Road
05.Meet At The Water
06.Mandala
07.Give Me The Benefit
08.June
09.Wild, Wild Woman
10.Whole Fire Burning
bonus track(single):
11.Here I Go Again (1972)
12.What You Gonna Do (1972)
13.Blackbird (1973)
14.Feel It Coming (1973)
