ドイツ/UKのレパートリーから、限定ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様、21年新規リマスター盤。マギー・ベルはスコットランドのグラスゴー出身のシンガーで、何よりストーン・ザ・クロウズのボーカリストとして著名だが、クロウズ在籍中のロッド・スチュワートのアルバムへの客演や、クロウズ解散後のソロ、ミッドナイト・フライヤー、ブリティッシュ・ブルース・クィンテットとその後身のジョン・ロード・ブルース・プロジェクト等々の活動も含め、日本では『イギリスのジャニス・ジョプリン』のレッテルでも知られているかも知れない。本作は、75年にUKポリドールとUSAスワン・ソングからリリースされたセカンド・ソロ・アルバムで、確か邦題は「熟れた果実」。メンバーは、マギーを軸に、ジミー・ペイジ(ex.レッド・ツェッペリン)、ヒュー・バーンズ(ex.ロンリー・ベアーズ,etc)、ミッキー・キーン(ex.ハドソン・フォード,etc)、ブライアン・ブリーズ(ex.ピート・ブラウン&ピブロクトゥ!,etc)、ピート・ウイングフィールド(ex.キーフ・ハートリー・バンド,etc)、ロイ・デイヴィス(ex.ゴンザレス,etc)、デリスール・ハーパー(ex.ガス,ゴンザレス,etc)、ポール・フランシス(ex.ジ・エンド,ファジー・ダック,タッキー・バザード,etc)等々が曲によってバックを担当、プロデュースは前作と同じジェリー・ウェクスラー。前作のレイドバック感はある程度担保しつつ、フリーやバドカン系のブルース・ロックを展開していて、わりとブリティッシュ然とした重さと湿り気のあるサウンド。フリーやビートルズ、レオ・セイヤー等のカヴァーも含め、この線としては素直にカッコいい好盤と思う。
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輸入盤
(Blues&Swamp/Blues,Hard,Pub Rock / Paper-Sleeve CD(2021 Re-master) / Repertoire/German,UK)
Maggie Bell(vo)
Jimmy Page(g)
Brian Breeze(g,vo)
Hugh Burns(g)
Ray Glynn(g)
Mickey Keene(g)
Clark Terry(g)
Pete Wingfield(kbd)
Roy Davies(kbd)
Jimmy Jewell(sax)
Delisle Harper(b)
Paul Francis(ds)
Cuddley Judd(bagpipes)
Producerd by Jerry Wexler
収録曲目
01.Wishing Well
02.Suicide Sal
03.I Was In Chains
04.If You Don't Know
05.What You Got
06.In My Life
07.Comin On Strong
08.Hold On
09.I Saw Him Standing There
10.It's Been So Long