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UK/EUのエソテリック・レコーディングスから、23年新規リマスター＆3面開きデジパック＆2CDでのリシュー。ヘッドストーンは、元レア・バードのマーク・アシュトンがドラマーからシンガー・ソング・ライター(SSW)に転向後、74年にロンドンで新たに結成したグループで、76年に解散するまで2枚のアルバムをリリースした。本作は、74年ファースト「バッド・ハビッツ」と75年セカンド「ヘッドストーン」の全2枚のアルバムをコンパイルしたカップリング2枚組で、どちらもオリジナルはUKのEMI。メンバーは、ファーストがアシュトン、スティーヴ・ボルトン(ex.アトミック・ルースター,etc)、フィル・チェン(ex.ロッド・スチュワート・バンド,etc)、チル・チャールズの4人を基本に、曲によってレア・バードの旧友デイヴ・カフィネッティ、スティーヴ・グールドの他、ジョー・オドンネル(ex.マッシュルーム,イースト・オブ・エデン,etc)、トニー・ルーキン(ex.トランクィリティ)等が適時ゲスト参加、セカンドがアシュトン、ボルトン、オドンネル、ジェローム・リスマン(ex.オートマティック・マン,etc)、ピーター・ヴァン・フック(ex.ソーニャ・クリスティーナ,マイク＆ザ・メカニクス,etc)の5人を基本に、曲によってマックス・ミドルトン(ex.ジェフ・ベック・グループ,etc)、チャス・ヤンケル(ex.ビザンティウム,etc)等が適時ゲスト参加、プロデュースは2枚ともジョン・アンソニー。どちらも、基本的にはニッチ・ポップ方面のパワー・ポップ調サウンドで、ロッド・スチュワート・タイプのボーカルと煮えきらないハード色のギターを軸に、妙なハマりのヴァイオリンや饒舌なベースが絡みながら、全体がハネないファンク色を内包したアンバーなポップネスに収束。バンド感十分のノリのよい演奏が、焦点の定まらないゴッタ煮ミスマッチ感を見事に味わいに押し上げていて、寸止めブリティッシュ・ニッチ・ロック系の好バンドと思う。面白い！。
輸入盤
(Blues&Swamp/Blues,Pops,Funk,Hard / Digi-Pack 2CD(2023 Re-master) / Esoteric/UK,EU)
Mark Ashton(vo,el-g,ac-g)all
Steve Bolton(el-g,ac-g,st-g,vo)all
Joe O'Donnell(vln,8-vln,violectra,p,acdn,mdln,vo)all
Phil Chen(b)1
Chili Charles(ds,per)1
Tony Lukyn(syn)1
Dave Kaffinetti(el-p)1
Jerome Rimson(b,vo)2
Peter Van Hooke(ds,per)2
Max Middleton(p)2
Chas Jankel(g)2
Juanita Franklin(harmony-vo)all
Steve Gould(harmony-vo)1
Carl Douglas(harmony-vo)1
Sparky(harmony-vo)1
Produced by John Anthony
収録曲目
(CD1 "Bat Habits (1974/1st)"):
01.Don't Turn Your Back
02.Take Me Down
03.High On You
04.Love You Too
05.3.O.B.
06.Open Your Eyes
07.Live For Each Other
08.You've Heard It All Before
09.Bad Habits
10.Take A Plane
11.D.M.T.
(CD2 "Headstone (1975/2nd)"):
01.Eastern Wind
02.Warm Sunny Days
03.Turn Your Head
04.Gyrosame
05.Karma
06.Hard Road
07.Large Weather We're Having Lucy
08.Searching Light
09.Get Through To You
10.All I Ask
11.Someone's Gotta Give
