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韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、21年新規リマスター＆ペーパースリーヴでのリシュー。コーティング＆見開き紙ジャケ仕様、オビ付、多分初CD化。ヘッドストーンは、元レア・バードのマーク・アシュトンがドラマーからシンガー・ソング・ライター(SSW)に転向後、74年にロンドンで新たに結成したグループで、76年に解散するまで2枚のアルバムをリリースした。本作は、74年にUKのEMIからリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、アシュトン、スティーヴ・ボルトン(ex.アトミック・ルースター,etc)、フィル・チェン(ex.ロッド・スチュワート・バンド,etc)、チル・チャールズの4人編成を基本に、曲によってレア・バードの旧友デイヴ・カフィネッティ、スティーヴ・グールドの他、ジョー・オドンネル(ex.マッシュルーム,イースト・オブ・エデン,etc)、トニー・ルーキン(ex.トランクィリティ)、ファニタ・フランクリン(ex.カサブランカ)等が適時ゲスト参加、プロデュースはジョン・アンソニー。概ね、いわゆるニッチ・ポップ方面のパワー・ポップ調サウンドを展開していて、ハネないファンク色を内包したアンバーなポップネス、中途半端なグラム色、煮えきらないハード・ロック色等々が、ゴッタ煮のまま奇妙なバランスで同居。メインストリーム系のキャッチーさを担保しつつも、浮上出来ないB級感が漂うこのブルース基調のニッチ感は、結果としてアシュトンが辞めた後のレア・バードにも通じる感じで、その辺りの機微や変遷もまた面白い。セッション・マン系のメンバー達の演奏も上手くて真っ当で、寸止めブリティッシュ感十分のニッチ・ロック系好サンプルと思う。
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輸入盤
(Blues&Swamp/Blues,Pops,Funk,Hard / Paper-Sleeve CD(2021 Re-master) / Big Pink Music/Korea)
Mark Ashton(vo,g)
Steve Bolton(el-g,ac-g)
Phil Chen(b)
Chili Charles(ds,per)
Joe O'Donnell(vln)
Tony Lukyn(syn)
Dave Kaffinetti(el-p)
Steve Gould(harmony-vo)
Carl Douglas(harmony-vo)
Juanita Franklin(harmony-vo)
Sparky(harmony-vo)
Produced by John Anthony
収録曲目
01.Don't Turn Your Back
02.Take Me Down
03.High On You
04.Love You Too
05.3.O.B.
06.Open Your Eyes
07.Live For Each Other
08.You've Heard It All Before
09.Bad Habits
10.Take A Plane
11.D.M.T.
