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UKのプロッグ・テンプルから、15年リマスターでのリシュー。多分初CD化。ホーリー・マッケラルは、元ジェイソン・クレストのテリー・クラーク、デレク・スモールコンベ、ロジャー・シガリーの3人が72年に新たに結成したグループで、クラークはオラン・ウータン、スモールコンベはサミュエル・プロディ経由。勿論ポール・ウィリアムスのUSAのグループとは同名異バンド。本作は、72年にUKのCBSからリリースされた唯一のアルバム(発掘音源を除く)で、メンバーは、クラーク、スモールコンベ、シガリー、クリス・ウェア、トニー・ウッドの5人編成、ロジャー・イースタービィとデス・チャンプの共同プロデュース。概ね、ハード色のあるスワンプ・ロックと呼べるサウンドを展開していて、達者なツイン・ギターとクッキリしたシャウト・ボーカル、堅実でノリのよいリズム隊による演奏は素直にカッコいい。セッション色があってバンド感も十分で、その意味ではパブ・ロック的要素も感じられ、ブルース色やサイケ色はそれ程強くはないが、残滓として隠し味的に織り込まれている印象もあって、ハード・ロック的な曲にはサミュエル・プロディやオラン・ウータンに近似する香りも漂う。特に、アコースティック＆エレキともに流暢なギターは上等で、楽曲に強いインパクトはないものの、いかにもロック然とした演奏のカッコよさは申し分ない。雰囲気満点のスリーヴやメンバー達の佇まいも含め、ブルース＆スワンプ・ハード系愛好家なら素直に楽しめるだろう好盤と思う。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Blues&Swamp/Swamp,Hard,Blues,Psyche / Jewel-case CD(2015 Re-master) / Prog Temple/UK)
Terry Clark(vo)
Derek Smallcombe(el-g,ac-g,hmca,vo)
Chris Ware(el-g,ac-g)
Tony Wood(b)
Roger Siggery(ds)
Producerd by Roger Easterby & Des Champ
収録曲目
1.Going To The Country
2.Virginia Water
3.Spanish Attraction
4.Rock-A-Bye
5.Oh!
6.Where You At All
7.New Black Shoes
8.The Boy And The Mekon
