UKのプロッグ・テンプルから、14年新規リマスターでのリシュー。ヘッズ・ハンズ・アンド・フィートは、トニー・コルトン、アルバート・リー、ジェリー・ドナヒュー、パット・ドナルドソン、レイ・スミス(ex.ロード・サッチ,ハッケンサック,etc)、ピート・ゲヴィン(ex.ジョディ・グラインド,サンディ,etc)等が68年に結成した、ポエット・アンド・ザ・ワン・マン・バンドを母体としている。69年にアルバム「ポエット・アンド~」をリリース後、ドナヒューとドナルドソンがフォザリンゲイ、ゲヴィンがジョディ・グラインド参加のために抜けて活動休止状態となるが、程なくゲヴィンが復帰し、71年にヘッズ・ハンズ・アンド・フィートに改名して復活した。本作は、71年にUSAキャピトル/UKアイランドからリリースされたファースト・アルバムで、フル・バージョンの2枚組US盤のほうでのCD化、2in1CDとなる。メンバーは、コルトン、リー、スミス、ゲヴィン、マイク・オニール、チャス・ホッジスの6人編成を基本に、曲によってエルトン・ディーン(ex.ソフト・マシーン,キース・ティペット・グループ,etc)、ドナヒュー、レイ・オズボーン等が適時ゲスト参加。スワンピー&ブルージーなギターのリフ&カッティング基調のノリのよいナンバーと、ピアノ&オルガンを中心としたソウルフルで枯れた味わいのバラード・ナンバーに大別されるが、全体にブルース、カントリー、サイケ、R&B、ゴスペルのゴタ混ぜハミ出し感があって、湿ったくぐもり感も含めいかにもブリティッシュ然としたサウンド。リーの高速ギターは勿論、スミスのギターも実に達者で、ホッジスとゲヴィンのリズム隊もかなり圧巻の炸裂を見せる。似たような郷愁感のバラード群には多少飽きもくるが、演奏は申し分のないカッコよさで楽曲も悪くなく、ブリティッシュ・スワンプ系文句なしの好盤と思う。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Blues&Swamp/Blues,Swamp / Jewel-case CD(2014 Re-master) / Prog Temple/UK)
Tony Colton(vo)
Albert Lee(g,dobro,vib,syn,vo)
Ray Smith(g,vo)
Mike O'Neill(g,dobro,vib,p,org,vo)
Chas Hodges(b,bjo,fdl,vo)
Pete Gavin(ds,per,vib,vo)
Elton Dean(sax)
Jerry Donahue(vo)
Ray Osborne(vo)
Produced by Tony Colton
収録曲目
01.I'm In Need Of Your Help
02.Send Me A Wire
03.Look At The World It's Changing
03a.You Because You Know Me
04.Green Liquor
05.Country Boy
06.Tryin' To Put Me On
07.I Wish You Knew Me
08.Devil's Elbow
09.Pete Might Spook The Horses
10.Everybody's Hustlin'
10a.Hang Me, Dang Me
11.Delaware
12.The More You Get, The More You Want
13.Song For Suzie
14.Tirabad
15.Little Bit Lonely