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UK/EUのエソテリック・レコーディングスから、74年アルバム未収シングルB面、別ミックス、BBCセッション音源等計7曲をボーナスで加えての、24年新規リマスター＆デジパックでのリシュー。50周年アニヴァーサリー・エディション。多分初CD化。チャップマン＝ホイットニーは、元ファミリーのロジャー・チャップマンとチャーリー・ホイットニーが、ファミリー解散後に新たにロンドンで結成したユニットで、この後アルバム・タイトルの「ストリートウォーカーズ」をグループ名としたバンドに発展した。本作は、74年にUKリプライズからリリースされたデュオ・ユニット名義唯一のアルバムで、メンバーは、チャップマンとホイットニーを中心に、リック・グレッチ、ポリ・パーマー、ジム・クリーガン、ジョン・ウェットンのファミリー組や、マイケル・ジャイルズ、イアン・ウォーレス、メル・コリンズ、ボズ・バレルのキング・クリムゾン組の他、元ジョディ・グラインド等のティム・ヒンクリー、ジェフ・ベック・グループ等のマックス・ミドルトン等々が曲によって適時参加、ストリングス・アレンジはデル・ニューマン、チャップマンとホイットニーの共同プロデュース。もしかしてファミリー組とクリムゾン組を繋いだのは、両方に在籍していたウェットンかも知れないが、概ねファミリーを継承した感じの、ブルース、ファンク、スワンプ、プログレ、サイケ等の要素が交叉するゴッタ煮サウンドを展開していて、一捻りあるねじけたポップ・センスと、R&B系の泥臭さが独特のマッチングを見せる。それ程一般受けする感じではないかも知れないが、ファミリーをより濃密にした感じのアンサンブルは素直にカッコよく、玄人好みの変態プログレ系としても、ブリティッシュ臭さ満載の好盤と思う。前述の通り、この後チャップマンとホイットニーにボブ・テンチやニコ・マクブレインが加わって、75年にストリートウォーカーズ結成となる。
輸入盤
(Blues&Swamp/Psyche,Funk,Progresive / Digi-Pack CD(2024 Re-master) / Esoteric/UK,EU)
Roger Chapman(vo,per)
Charlie Whitney(g,st-g)
Neil Hubbard(g)
Max Middleton(kbd)
Tim Hinkley(kbd)
John Wetton(b,vo)
Rick Grech(b)
Mike Giles(ds)
Ian Wallace(ds)
Poli Palmer(vib)
Mel Collins(brass,wind)
Linda Lewis(vo)
Jim Cregan(vo)
Boz Burrell(vo)
Strings Arranged by Del Newman
Producerd by Roger Chapman & Charlie Whitney
収録曲目
01.Parisienne High Heels
02.Roxianna
03.Systematic Stealth
04.Call Ya
05.Creature Feature
06.Sue And Betty Jean
07.Showbiz Joe
08.Just Four Men
09.Tokyo Rose
10.Hangman
bonus track:
11.The Crack (1974 B-side of single)
12.Call Ya (first mix)
"BBC John Peel session, Recorded 27th June 1974":
13.Get Out of My Life, Woman
14.Roxianna
15.Systematic Stealth
16.Tokyo Rose
17.Hangman
