UKのエソテリック・レコーディングスから、69年のシングルB面(アルバム未収)や未発表曲等計5曲(ベル・アンティーク盤と同じ)をボーナスで加えての、14年新規リマスターでのリシュー。音質はクリアで迫力もあってよい。ベーカルーはスタッフォードシャー州タムワース出身のグループで、クレム・クレムソンとテリー・プールが中心となって68年に結成されたベーカルー・ブルース・ラインを母体として、69年のハーヴェスト・レコードとの契約の際にベーカルーに改名した。本作は、69年にUKハーヴェストからリリースされた唯一のアルバムで、メンバーは、クレムソン、プール、キース・ベーカーのトリオ編成を基本に、数曲でトランペットのジェリー・ソールズベリーがゲスト参加、プロデュースはガス・ダッジョン。ブリティッシュ・ブルース・ロックの王道の1つというか、ギラギラした不良感とドラッグの香りが、上等なかつヘヴィな演奏と見事なマッチングを見せる。バッハの著名曲のカヴァーやアート・ロック的プログレ・ナンバーも含め、流暢に弾きまくるクレムソンのギター、ノリのよいプールのベース&ボーカル、ジャジーで重いベーカーのドラムが、一体となって塊のように盛り上がる演奏はともかくもカッコよく、ブルース・ロックやハード・ロック愛好家は文句なしに楽しめるだろう好盤と思う。特に、ラストの15分に及ぶハードなインプロ・ナンバー「サン・オブ・ムーンシャイン」は圧巻。この後、クレムソンはコロシアムを経てハンブル・パイ、ラフ・ダイアモンドへ。ベーカーとプールはトニー・ニューマンと共にメイ・ブリッツを結成するがすぐに脱退、ベーカーはユーライア・ヒープへ。カッコよし!。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Blues&Swamp/Heavy Blues,Hard,Progressive / Jewel-case CD(2014 Re-master) / Esoteric/UK)
Clem Clempson(g,kbd,hmca,vo)
Terry Poole(b,vo)
Keith Baker(ds)
Jerry Salisbury(tp)
Producerd by Gus Dudgeon
収録曲目
1.Big Bear Ffolly
2.Bring It On Home
3.Drivin' Bachwards
4.Last Blues
5.Gang Bang
6.This Worried Feeling
7.Son Of Moonshine
bonus track:
8.Once Upon A Time(1969 single)
9.This Worried Feeling(alter version)
10.Georgia (unreleased)
11.Train (unreleased)
12.Son Of Moonshine Part 1 (different mix - instrumental)