韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、限定ペーペースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様、24年新規24ビット・リマスター盤。国内のヴィヴィッド・サウンドが輸入盤にオビ・解説を付けた国内流通盤。ヘッド・オーヴァー・ヒールズはミシガン州出身のグループで、デトロイトを拠点に活動していた。本作は、71年にUSAキャピトルからリリースされた唯一のアルバムで、メンバーはポール・フランク、マイケル・ウルーゾ、ジョン・ブレデューのトリオ編成、ダン・ムーアとバズ・クリフォードの共同プロデュース。ギター・トリオならではの、ギミックなしでストレートにゴリゴリ押して来るタイプのブルージー・ハードを展開していて、スカっと一発系の素直なカッコよさを堪能出来る。硬質なゴリゴリ感と硬派なブルース色が炸裂する、ある意味典型的なデトロイト系ハード・サウンドで、イモっぽい男気ポップネスも含め、曲によってテッド・ニュージェントやミッチ・ライダー・デトロイト、ハイウェイ・ロバリー辺りにも近似する印象。ドカスカでハード・ロック然としたドラム、ギターとボーカルの隙間を埋めるようなラインでドライヴするメロディックなベース、強い個性がある訳ではないが達者でツボを押さえたギター&ボーカルが、塊のように一体となって炸裂する様は壮快で、ハード・ロック・トリオとして申し分のない上手さと下品さ十分。嫌味のないアメリカンなキャッチーさとコーラスワークもハマっていて、演奏A級・センスB級のブルージー・ハード系として水準は高く、ハード系愛好家ならまずもって楽しめるだろう好盤と思う。本作後グループは解散、フランクはフレッシュ・スタート、ウルーゾはレア・アースへ。カッコよし!。
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ヴィヴィッド盤/韓国プレス(Korean-pressing CD)
(Blues Hard/Heavy Blues,Psyche / Paper-Sleeve CD(2024 24bitRe-master) / Vivid Sound,Big Pink/Japan,Korea)
Paul Frank(g,vo)
Michael Urso(b,vo)
John Bredeau(ds)
Producerd by Dan Moore & Buzz Clifford
収録曲目
1.Road Runner
2.Right Away
3.Red Rooster (live)
4.Children Of The Mist
5.Question
6.Tired & Blue/Land, Land
7.In My Woman
8.Circles (live)