ドイツのレパートリーから、未発ライヴ&デモ音源5曲をボーナスで加えての、10年新規リマスター&限定ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様で、スワイラル・ヴァーティゴ・ロゴマーク入。ウォーホースは、ニック・シンパーがディープ・パープル脱退後に参加したマーシャ・ハントのバック・バンドを母体して、マーシャの妊娠で活動休止状態となったのを機に、70年に名前をウォーホースとして結成された。結成当初はリック・ウェイクマンが在籍していたが、ストロウブス参加の為に早々に脱退、代わりに元ヴェルベット・フォグのフランク・ウィルソンが加入後、ヴァーティゴと契約してデビューに至っている。本作は、70年にUKヴァーティゴからリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、シンパー、ウィルソン、マック・プール(ex.ブロークン・グラス,etc)、アシュリー・ホルト(ex.リック・ウェイクマン,etc)、ゲド・ペックの5人編成、バンドとイアン・キメットの共同プロデュース、スリーヴ・デザインはキーフ。わりと典型的なB級ブリティッシュ・ハードを展開していて、メンバー構成や楽曲、バロック調のハモンド、ギターのリッチー感などなど、ともかくも「イン・ロック」時のディープ・パープルを意識したであろう印象。しかしながら、パープル的なサウンド・スタイルを踏襲しつつも、単なるエピゴーネンにならないよう工夫しながらあがいている感じがあり、ヴァーティゴ系の煮え切らないB級感も相俟って、けっこうカッコよくて楽しめる。適度に下品でくっきりしたギラン的シャウト・ボーカルや、それ程器用ではないがリッチー色のあるギターと、ドカスカでハード・ロック然としたリズム隊とのマッチングは悪くなく、全体に捨て難いB級ヴァーティゴ系の味わいを放つ好盤と思う。
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輸入盤/限定プレス/デッドストック入荷
(Blues Hard/Progressive,Psyche/ Paper-Sleeve CD(2010 Re-master) / Repertoire/German)
Ashley Holt(vo)
Nick Simper(b)
Ged Peck(g)
Frank Wilson(kbd)
Mac Poole(ds)
Producerd by Ian Kimmet & Warhorse
収録曲目
01.Vulture Blood
02.No Chance
03.Burning
04.St.Louis
05.Ritual
06.Solitude
07.Woman Of The Devil
bonus track:
08.Ritual (live)
09.Miss Jane (demo)
10.Solitude (live)
11.Woman Of The Devil (live)
12.Burning (live)