国内のオールデイズ/クリンク・レコードから、限定ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様、24年新規24ビット・リマスター盤、68年のシングル両面2曲(モノ)をボーナス収録。ガンは、エセックス州イルフォード出身のエイドリアン&ポール・ガーヴィッツ兄弟が結成したグループで、この後スリー・マン・アーミーやベーカー・ガーヴィッツ・アーミー、パリッシュ&ガーヴィッツ、グレアム・エッジ・バンド等々へと派生していくガーヴィッツ兄弟人脈の出発点。デビュー以前の初期には、ジョン・アンダーソン(ex.イエス)やピーター・ダントン(ex.T.2.)等が在籍していたことでも知られているかも知れない。本作は、68年にUKのCBSからリリースされたファースト・アルバムで、台湾ワンス・モア・ミュージック盤CDに、国内制作の紙ジャケ&オビ解説(おそらくライナーは入ってない)を付けた変則国内流通盤。メンバーは、ガーヴィッツ兄弟に、この後ブルドッグ・ブリード等のルイス・ファレルを加えたトリオ編成、プロデュースはジョン・グッディソン、スリーヴ・デザインはロジャー・ディーン。全体に、ブルースを基調としたヘヴィ・サイケとハード・ロックの狭間をいくサウンドで、適度にキャッチーな楽曲を、ドライヴ感のある勢いのよい演奏と60年代末的なサイケ調アレンジで展開。クレジットにはないが、ドラマティックな効果を生んでいるストリングスやホーンの導入もハマっていて、ゴリゴリ&ドカスカのストレートな疾走感はわりと素直にカッコいい。当時18才だったエイドリアンのギターは十分にキレていて、ハード・ロック黎明期の最も典型的で良質なサンプルの1つというか、適度なキャッチーさも含めサイケ&ハード・ロック系愛好家はまずもって楽しめる好盤と思う。
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オールデイズ盤/台湾プレス(Taiwan-pressing CD)
(Blues Hard/Psyche,Heavy Blues / Paper-Sleeve CD(2024 Re-master) / Oldays Records,Once More Music/Japan,Taiwan)
Adrian Curtis-Gurvitz(vo,g)
Paul Curtis-Gurvitz(b)
Louis Farrell(ds,per)
Producerd by John Goodison
収録曲目
01.Race With The Devil
02.The Sad Saga Of The Boy And The Bee
03.Rupert's Travels
04.Yellow Cab Man
05.It Won't Be Long(Heartbeat)
06.Sunshine
07.Rat Race
08.Take Off
bonus track(1968 mono single):
09.Race With The Devil
10.Sunshine