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USAのファイアー・レコードから、本作制作時の別テイク＆ヴァージョン計7曲をボーナスで加えての、20年新規リマスター＆ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様。グランドホッグスはロンドン出身のグループで、ピート＆ジョン・クルイックシャンク兄弟が在籍していたザ・ダラー・ビルズを母体として、トニー・マクフィーが加入後の63年にグランドホッグスに改名した。ブリティッシュ・ブルース系ではそれなりの知名度を持つビッグ・ネームの1つ。本作は、71年にUKリバティからリリースされたフォース・アルバムで、メンバーは、マクフィー、ピート・クルイックシャンク、ケン・プステルニクのトリオ編成。わりとハード・ロック マナーの強い、炸裂感十分の演奏を展開していて、従来のブルース基調のリフやフレーズと、ハード・ロック的ヘヴィネス、サイケ的ギラギラ感、パンク的ラウドネスが交叉。3人とも弾きまくり＆叩きまくりで、パワー・トリオの好サンプル的な演奏は素直にカッコよく、下品なファズのサイケ感やプログレ的アレンジも相俟った濃密な仕上がり。バンド名の出典にもなった、マクフィーが敬愛するジョン・リー・フッカーのブルース・スピリットを押し進めた結果が、本作でのパンキッシュなサイケ・ハード・サウンドということなのかはわからないが、このストレートなエネルギーの爆発と変テコなハミ出し感の同居は圧巻。ハード＆サイケ系愛好家ならまずもって楽しめるだろう好盤と思う。
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輸入盤
(Blues Hard/Psyche,Progressive,Punk / Paper-Sleeve CD (2020 Re-master) / Fire Records/USA)
Tony McPhee(g,vo)
Pete Cruickshank(b)
Ken Pustelnik(ds)
Produced by Tony McPhee
収録曲目
01.Split-Part One
02.Split-Part Two
03.Split-Part Three
04.Split-Part Four
05.Cherry Red
06.A Year In The Life
07Junkman
08.Groundhog
bonus track:
09.Split-Part One (instrumental)
10.Split-Part Two (take 3)
11.Split-Part Four (unlisted take with overdubbed guitar)
12.Cherry Red (take 6)
13.A Year In The Life (instrumental)
14.Split-Part Three (no intro)
15.Split-Part Four (instrumental)
