USAのフリーダム・トゥ・スペンド/リヴィング・インテルから、25年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリリース。見開き紙ジャケ仕様、英文ライナーと歌詞掲載ブックレット入。シスター・アイリーン・オコナーは、オーストラリアのフランシスコ会マリア宣教会(カトリック)の修道女で、只今のところ情報が少なくて不確実ではあるが、シンガポール滞在中の60年代に小学校の教師をやりながら音楽活動を開始、アルバムも録音していたらしい。オーストラリア帰国後、シンガポール時代に知り合ったシスター・マリミル・ロブレガットと10年振りに再会、2人で本作を制作したようだ。本作は、73年にオーストラリアのフィリップスからリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、ボーカル、オルガン、ギター、ピアノ等のアイリーン1人による演奏を基本に、1曲でファーザー・デス・オニールがゲスト参加、レコーディング・エンジニアとサウンド・プロダクションはマリミル、アイリーンとマリミルの共同プロデュース。少し過剰気味のリヴァーブがかかった、舌足らずで甘めなハイトーン・ボーカルが、チープなオルガンや素朴なギター、リズムボックス等のモンド色内包空間に浮遊する、アシッド・フォーク、エレクトロニクス、人力テクノ的要素が交叉する面白いサウンド。50,60年代の童謡感がどこかストレンジ感に収束する楽曲も、ドリーミーで変テコな空気感を醸成していて、ある意味正しくサイケという印象。オリジナルLPは、一部のサイケ系マニアには知られた高値のコレクターズ・アイテムだが、プレミアム云々を抜きにしても、この独特の雰囲気はけっこう楽しめると思う。
輸入盤
(Acid Folk/Psyche,Electronics / Paper-Sleeve CD(2025 Re-master) / Freedom To Spend/RVNG Intl./USA)

Sister Irene O'Connor(vo,org,p,g,kbd)
Father Des O'Neil(tenor-vo)
Produced by Sister Irene O'Connor & Sister Marimil Lobregat
収録曲目
01.Fire (Luke 12:49)
02.Nature Is A Song
03.Springtime (In Australia)
04.Mass—'Emmanuel'
05.Messe Du Saint Esprit
06.Light (John 8:12)
07.O Brother (Matt. 7:1-5)
08.Mary Was 'There'
09.Teenager's Chorus
10.O Great Mystery (John 6)
11.Christ Our King (Col. 1:13)
12.Keshukoran



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