USAのホエール・ウォッチから、デジパックでのリシュー。マリー・スーはカリフォルニア州ネバダ・シティ出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、04年と06年に自主制作で2枚のアルバムをリリース後、ジョアンナ・ニューサム等の前座を務めるようになり、07年にグラス・ルーツ・レコードから本作「フェイス・イン・ザ・ロックス」でデビューした。クレジット・メンバーは、マリー、ジェントル・サンダース、ゲイリー・ソボーニャ、ジョナサン・ヒシュケ、ルーク・ヤネラ、マギー・マケイグ、ダナ・ガンビナー、リー・ボン・ワトソン、ジェレミア・コンテの9人で、サンダースとガンビナーの共同プロデュース。マリーのアコースティック・ギター弾語りと、サンダースのネイテヴ・アメリカン・フルートを軸に、非常に淡々としたくぐもり感満点のアシッド・フォークを展開していて、線が細くて倍音の多いマリーのボーカルとガンビナー達のハーモニー・コーラスに、ネイテヴ・アメリカン・フルートの素朴でくすんだ響きが見事なマッチングを見せる。薄曇り感十分の、しつこくない哀愁を放つ楽曲は申し分なく、時折聴こえるチェロ、アコーディオン、ベース、バッファロー・ドラム、レイン・スティック等々も控え目だが的確なハマり。ヴァシュティ・バニアン・タイプといってよいと思うが、このヨーロッパ的なくぐもり感とアメリカ的なカラカラ感の同居はともかくも心地好く、確実に時間の流れと空気の色が変わる。概ね絵に描いたような『淡々とした女性ボーカル・アシッド・フォーク』サウンドという印象で、スリーヴも含め好盤と思う。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Acid Folk/SSW,Psyche / Digi-Pack CD(2013) / Whale Watch/USA)
Mariee Sioux(vo,ac-g)
Gentle Thunders(native american-fl,per,vo)
Gary Sobonya(mdln)
Jonathan Hischke(b)
Luke Janela(cello)
Maggie McKaig(acdn)
Dana Gumbiner(vo)
Lee Bob Watson(vo)
Jeremiah Conte(vo)
Produced by Gentle Thunders & Dana Gumbiner
収録曲目
1.Wizard Flussy Home
2.Busied In Teeth
3.Fsiendboats
4.Wild Eyes
5.Bsavitzlana Rubakalva
6.Two Tongues
7.Bundles
8.Flowers And Blood