UKのサイエンス・フリクションからのリシュー。ロイ・ハーパーはマンチェスター出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、路上でブルースを弾語りながらヨーロッパを放浪した後、65年頃からロンドンのフォーク・クラブで歌うようになり、66年にファースト・アルバムをリリースした。現在でも、ピンク・フロイドやレッド・ツェッペリンのメンバーの他、ケイト・ブッシュやジョニー・ライドン等、多くのミュージシャン達からリスペクトを受ける、ブリティッシュ・フォーク&ロック界の孤高の存在。本作は、74年にUKハーヴェストからリリースされたセヴンス・アルバムで、前作に続きツェッペリンのジミー・ペイジの他、ザ・フーのキース・ムーン、ジェフ・ベック・グループのマックス・ミドルトン、ストーングラウンドのピート・シアーズ等々がバックに参加、ストリングス・アレンジはデヴィッド・ベッドフォード、ピーター・ジェナーとハーパーの共同プロデュース。おそらく巷では、ハーパーの諸作の中で最も知名度のある作品と思われるが、ペイジやムーンが参加してるのでとりあえず買ってみたものの、期待した音とは違っていたというリスナーも多く、本作にその線のロック的要素を期待すると概ねスカされる。マリファナの名品を唄った「アカプルコ・ゴールド」も含め、全体に心地好くスモーキーなレイドバック感が漂っていて、ベッドフォードのたおやかなストリングスが味わい深い「フォービドゥン・フルーツ」や「アイル・シー・ユー・アゲイン」、「コミューン」等の美しさや、「日没の12時間」の澄んだ哀愁も素晴らしい。ともかくも、アシッド・フォーク系文句なしの好盤と思う。TESオビ・解説付
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輸入盤/デッドストック入荷
(Acid Folk/Psyche,Progressive / Jewel-case CD(1999) / Science Friction/UK)
Roy Harper(vo,g,b)
Jimmy Page(g)
Pete Sears(b)
Keith Moon(ds,per)
Max Middleton(p)
Marty Simon(ds)
Tim Walker(g)
Strings Arranged by David Bedford
Producerd by Peter Jenner & Roy Harper
収録曲目
01.Forbidden Fruit/フォービドン・フルーツ
02.Male Chauvinist Pig Blues/オスの女性蔑視豚のブルース
03.I'll See You Again/またお会いしましょう
04.Twelve Hours Of Sunset/日没の12時間
05.Acapulco Gold/アカプルコ・ゴールド
06.Commune/コミューン
07.Magic Woman Liberation Reshuffle/女性解放運動組織改革の魔法
08.Che/チェ
09.North Country/ノース・カントリー
10.Forever/フォーエヴァー