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UKのアンシーン・ワールズから、ペーパースリーヴでのリリース。紙ジャケ仕様、折込リリック・インサート＆ダウンロードコード・カード付。シルヴィア・タロッツィはイタリア人ヴァイオリニスト兼マルチ奏者兼パフォーマーで、ギャレット・リストに師事後、エリアーヌ・ラディグ、パスカル・クリトン等との共演と並行してソロ活動も行なっている。本作は、20年にリリースされたソロ名義セカンド・アルバムで、ボーカル、ヴァイオリン、キーボード、ギター、フィールド・レコーディング等のシルヴィアを軸に、ドメニコ・カリーリ、デボラ・ヴァルケル、エンリコ・ラッツァリーニ、ヴィンチェンツォ・ヴァジ、カテリーナ・ロマーノ等々が曲によって適時参加。概ね、エレガントなチェンバー・アシッド・フォーク調サウンドを展開していて、例えばエマニュエル・パルナンやマリア・モンティの「イル・ベスタッリオ」的音響アシッド・フォーク感と、ペンギン・カフェ・オーケストラ的チェンバー・ミニマル感が交叉。適度にメロディアスなフラグメントと透明な音色は、ともかくも流していて心地好く、ストレンジ感を内包した実験色がアシッド・フォーク的浮遊感に収束する感じは、初期ブリジット・フォンテーヌ辺りにも近似する印象。全体に、フランコ・バッティアートっぽいセンスが、淡い情感とイタリア感を担保してていて、けっこう変なことをやっているのに美しくて聴きやすいサウンド。時間の流れと空気の色が変わる、非常に正しくサイケな好盤と思う。美しい！。
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輸入盤
(Acid Folk/Psyche,Experimental,Chamber / Paper-Sleeve CD(2020) / Unseen Worlds/UK)
Silvia Tarozzi(vo,vln,kbd,p,syn,sl-g,acdn,field-recordings)
Domenico Caliri(el-g,ac-g)
Deborah Walker(cello)
Enrico Lazzarini(d-b)
Vincenzo Vasi(b)
Tizano Popoli(p)
Caterina Romano(fl,pclo)
Jessica Colarelli(clnt)
Edoardo Marraffa(sax)
Valentina Malanot(vo)
Produced by Unknown
収録曲目
01.Al cancello
02.La forza del canto
03.La sostanza dell' affetto
04.Mi specchio e rifletto
05.Domina
06.Hai nella bocca un silenzio
07.Astuta
08.Spazio
09... e non volevi le ali
10.Che cos' e una primavera
11.Siedimi accanto
12.L'assenza
13.Al balcone
14.Sembra neve
15.Parlavi di un bambino
16.xxx Anna
