(中古/USED CD):03年のアルゼンチン・ミクロフォン/ソニー盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=B+ (ヨレと痛み有) / DISC=A
ペスカード・ラビオーソはアルゼンチンのブエノスアイレス出身のグループで、元アルメンドラのルイス・アルベルト・スピネッタが中心となって71年に結成されている。ラ・ペサダやパッポズ・ブルース、アルコ・イーリス、アケラッレ等と共に、70年代のアルゼンチナ・ロックの中では日本でも知名度の高いバンドの1つで、リーダーのアルベルト・スピネッタはソリストとしても本国ではかなりのビッグ・ネーム。本作は、73年にアルゼンチンのミクロフォンからリリースされたサード・アルバムで、紙ジャケ仕様、リリック・インサート入。メンバーは、ヴォーカル、ギター、パーカス、ピアノ等のアルベルト・スピネッタを軸に、曲によってエミリオ・デル・ゲルシオ(ex.アルメンドラ,アケラッレ,etc)、カルロス・グスタボ・スピネッタ、ロドルフォ・ガルシア(ex.アルメンドラ,アケラッレ,etc)が適時参加している。プロデュースはホルヘ・アルバレス。9曲中4曲がアルベルト・スピネッタ1人による演奏で、バックが入る曲もエレキ&アコギの弾語りにリズム隊が絡むといったスタイルが多く、概ねアルベルト・スピネッタのソロ・アルバム的様相。基本的には、ある程度のサイケ感が担保されたブルース・ロック調という印象で、キャッチーで聴きやすい楽曲とアンニュイなボーカル、フワフワしてるがわりと達者なギターのマッチングも悪くはない。ともかくも南米的ゆるさ満点で、全体に漂うプカプカしたB級浮遊感は、流していてわりと心地好かったりする。
輸入盤
(Blues&Swamp/Blues,Psyche,Hard / Paper-Sleeve CD(2003) / Microfon/Sony/Argentina)