(中古/USED CD):99年のUKブループリント盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A (黄バミ感微少) / DISC=A (スリ傷少、再生に影響なし)
クレア・ハミルは、ミドルズブラ近郊のダラム州ポートクラレンス出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、高校時代からフォーク・クラブ・サーキットに参加、71年に17歳でデビューした。本作は、88年にUK&ヨーロッパのコーダ・レコードからリリースされたセヴンス・アルバムで、歌詞掲載ブックレット付。 メンバーは、ボーカル、キーボード&プログラミング、プロデュース兼任のクレアと、キーボード&プログラミングのニック・マグナス(ex.スティーヴ・ハケット,エニド,etc)の2人を核に、曲によってブライアン・ウィロビー(ex.ストローブス,etc)、ティム・レンウィック(ex.クウィヴァー,マイク・オールドフィールド,etc)、ティム・クロス(ex.ジ・アドヴァーツ,マイク・オールドフィールド,etc)、アニー・ブラック、マーティン・ディッチャム(ex.ヘルド・バイ・トゥリーズ,ニュークリアス,ヘンリー・カウ,etc)等々が適時参加。82年フィフス「ヴォイセズ」以降の、ヴォイス・アンビエント調の流れをある程度維持しつつ、従来のポップス要素を織り交ぜたサウンドを展開。リズム・パートのプログラミングも含めた、メロウなキーボード主軸の洗練されたバック・トラックは、おそらくマグナスの手腕によるところも大きいと思われ、クレアの幾重にも重ねたコーラス・パートやメイン・ボーカルとのマッチングも上々。全体に淡い郷愁感に収束する、ゆったりとしっとりした曲調の楽曲が多く、落ち着いた空気感は流していてわりと心地好い。いわゆる英国の湿った香りが担保されていて、エレクトロニクス&ニュー・エイジ系ボーカル方面の線としても好盤と思う。EUプレス盤
輸入盤
(Progressive/SSW,Pops,Electronics / Jewel-case CD(1999) / Blueprint/UK,EU)