UK/EUのLTMから、82年の未発表音源3曲をボーナスで加えての、09年新規リマスターでのリシュー。ベルナール・ソジャーンはグルノーブル出身の実験音楽畑のコンポーザー兼シンセサイザー奏者で、70年代にはライティング・スタッフとしてマグマやゴングのツアーに同行、同時にステージの演出も行っていたらしく、そこで主にティム・ブレイクに影響を受けたようだ。本作は、80年にフランスのパテからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、モジュラー・シンセ、ボコーダー、シーケンサー、エレクトロニクス、パーカスのスジャネールを中心に、マグマのベルナール・パガノッティ(ex.ヴィードルジュ,etc)、クロース・ブラスキス(exユニヴェリア・ゼクト,etc)の他、ピエール・チェレーゼ、マルク・ジョフロワ、アライン・アジウス、ミハエル・ラビノヴィッツ等々が曲によって適時ゲスト参加、カレル・ベールとソジャーンの共同プロデュース。曲によってはパガノッティのベースが炸裂するマグマ的なゴリゴリ感も見せるが、概ね後期エルドンに少しインダストリアル色を加味したような、ロック色の強いエレクトロニクス・サウンドを展開。シーケンサーとドラム・マシーンが創り上げる濃密なリズム空間に、ムーグやギター、ベースが飛び交うタイプの曲が多く、エルドン程のヴァイオレント感ではないがより派手で彩りが豊かな印象。全体に、畳み掛けるアレンジが目立っていてヘヴィ&ダークな空気感十分、織り込まれているアイデアの豊富さやフラグメントのハマり方も見事で、エレクトロニクス音響系としてかなり高水準で出来のよい好盤と思う。カッコよし!。
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(Psyche/Electronics,Industrial,Techno,Progressive / Jewel-case CD(2009 Re-master) / LTM/Boutique/UK,EU)