フランスのレプリカ/ムゼアから、限定アナログLPでのリシュー。180g重量ビニール使用のLP盤で、見開きスリーヴ仕様、17年新規リマスター音源。エマニュエル・ブーズはパリ出自のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、60年代末にはエグレジーというバンドのボーカリストとしても活動していた。本作は、74年にフランスのアトランティックからリリースされたセカンド・アルバムで、確か邦題は「迷宮の扉」。ミシェル・クリオ(ex.M.O.T.U.S)、ポール・セママ、アラン・スザン、ドゥドゥ・ヴァイス(ex.ALICE)、ミシェル・リポーシェ(ex.ズー,ヴァンゲリス,etc)等がバックを担当し、オーケストラ・アレンジはウィリアム・シェレールとイヴァン・ジュリアン、ジャクリーヌ・エレンシュミットとフランソワ・ベルナイムの共同プロデュース。57年のローマ条約にインスパイアされ、『地球を崩壊させかねない人間の愚かさ』を表現すべく制作された、エコロジーをモチーフとしたトータル・コンセプト・アルバム。核を含め環境破壊につながる様々な事象にもの申す歌詞だが、くぐもり感のあるオーケストラと、ジャズ・ロック調のヘヴィなバンド演奏、ブーズのアラン・ソレンティに近似する語りかけるような太いボーカルが、三位一体となって交響曲のような壮大さを創り上げており、ちょっと圧巻の重く、暗く、深いプログレッシヴ・サウンドを展開。優れて映像的というか、ほとんど映画を聴いているような、不思議な感覚を覚えながらグイグイ引き込まれていく好盤。EUプレス盤
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輸入盤/限定プレス
(Progressive/Heavy Symphonic,Jazz Rock / 180g Vinyl LP(2017 Re-master) / Replica/Musea/France,EU)