UKのエソテリック・レコーディングスから、15年新規リマスターでのリシュー。ジョニー・アーモンドはインフィールド・ロンドン出身の管楽器奏者で、何よりマーク・アーモンドでの活動で知られていると思う。ミュージック・マシーンは、ズート・マネーズ・ビッグ・ロール・バンド、アラン・プライス・セット、ブルースブレイカーズ、フリートウッド・マックを経たアーモンドが69年に新たに結成したグループで、本作は69年にUKデラムからリリースされたファースト・アルバム。メンバーは、アーモンド、ロジャー・サットン、アラン・ホワイト、ジョニー・ウィッギンズ、ジェフ・コンドン、スティーヴ・ハモンド、ジミー・クロウフォードの7人編成で、プロデュースはマイク・ヴァーノン。概ね、グルーヴィ&ブルージーなジャズ・サウンドを展開していて、ニータカ・ニータカのラウンジ色もあるオシャレな感じだが、サットンのウネウネ・ベースと当時19才のホワイトのドカスカなドラムが素直にカッコよく、そこにブルージーなハモンドや管楽器が飛び交うサウンドは、インストではあるが例えばグラハム・ボンド辺りにも通じる印象。派手な炸裂感はないが、ブルースを基調としたエレガントな楽曲とアレンジが、エッチなリズムといい塩梅のマッチングを見せていて、ともかくもサットンの柔らかくて深いベースが心地好いブルージー・ジャズ/ジャズ・ロックの好盤と思う。この後、70年にセカンド「ハリウッド・ブルース」をリリースしてグループは解散、アーモンドはサットン、ジョン・マーク、トミー・アイアーと共にマーク・アーモンドを結成、ホワイトはジョン・レノンやキース・リードのバック・バンドを経てイエスへ。
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輸入盤
(Progressive/Blues,Jazz Rock,Jazz / Jewel-case CD(2015 Re-master) / Esoteric/UK)