UK/EUのレパートリーから、20年新規リマスター&デジパックでのリリース。エロック(ex.グローブシュニット)のレストア&リマスタリングで、音質はクリアで迫力もあってよい。コロシアムは、元ニュー・ジャズ・オ-ケストラ、グラハム・ボンド・オーガニゼイションのジョン・ハイズマン、ディック・ヘクトール・スミス、トニー・リーヴスが中心となって、68年にロンドンで新たに結成されたグループで、この後テンペスト、モーグル・スラッシュ、コロシアムII、グリーンスレイド等の派生バンドを生んだ、ブルース系ブリティッシュ・ジャズ・ロックのビッグ・ネーム。本作は、タイトル通り69年6月21日のモントルー・ジャズ・フェスでのライヴ音源を収録した発掘ライヴ盤で、著名ブートレグの正規リリース盤。メンバーは、ハイズマン、ヘクトール・スミス、リーヴス、デイヴ・グリーンスレイド、ジェームス・リザーランドの5人編成。ファースト「ゾーズ・フー・アー~」のリリース後というタイミングだが、ファーストからは2曲(3,4曲目)のみで、この後リリースのセカンド「ヴァレンタイン組曲」から3曲(1,2,5曲目)と、ライヴの定番でサード「ドーター・オブ・タイム」に収録される「タイム・マシーン(6曲目)」というセレクト。概ね、いつもの全員炸裂かつハイテンションな演奏で、このセレクトではオルガン、ベース、ドラムが必然的に目立っている印象だが、クリームのジャズ・ロック&プログレ的展開路線として、素直にカッコいい好ライヴ盤と思う。人脈図付
輸入盤
(Progressive/Blues,Jazz Rock,Psyche / Digi-Pack CD(2020 Re-master) / Repertoire/UK,EU)