イタリアのアフラカから、限定ペーパースリーヴでのリリース。コーティング紙&見開き紙ジャケ仕様。オザンナはナポリ出身のグループで、69年にダニーロ・ルスティチ、リノ・ヴァイレッティ、レオ・ネロ等を中心に結成されたチッタ・フロンターレを母体としている。70年にレオ・ネロが抜けて(72年にイル・バレット・ディ・ブロンゾに加入)、当時ショウメンに在籍していたエリオ・ダーナが、残ったメンバーと新しいロック・ミュージックを目指すことで意気投合、チッタ・フロンターレの発展的バンドとしてオザンナ結成となる。本作は、16年にリリースされたライヴ盤で、16年5月にヴェローナのクラブ・ジャルディーノで行われたライヴ音源を収録したもの。通算で再編7作目。メンバーは、リノ、パコ・カポビアンコ、サーサ・プリオーレ、イルヴィン・ヴァイレッティ、ネッロ・ダーナ、ジェナーロ・バルバの6人編成が基本で、曲によってマウロ・マルテッロ、ステッラ・マンフレディ、ジェニー・ソレンティ(ex.サン・ジュスト)、ドネラ・デル・モナコ(ex.オパス・アヴァントラ)等々が適時ゲスト参加、エンジニアはアルフォンソ・ラ・ベルゲッティ。バンド・メンバーは、エンジニアも含め15年リリースの「パレポリターナ」と同じで、基本的には「パレポリターナ」の曲を軸に、往年の代表曲と意外なカヴァー曲を織り交ぜたセレクト。タイトで安定した演奏、リノの粘っこいボーカルは普通にカッコよく、ノリもよくて悪くはないのだが、「天国への階段」、「パープル・ヘイズ」、パッヘルベルの「カノン」、バンコの「私を裏切るな」、PFMの「晩餐会」、アレアの「7月、8月、9月(黒)」等々のカヴァー群が楽しめるかは人それぞれかも知れない。ジェニーが参加したアレン・ソレンティの「ヴォルレイ・インコントラルティ」のカヴァーが、一際異彩を放っている。
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輸入盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Blues / Paper-Sleeve 2CD(2016) / Afraka/Italy)