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(中古/USED CD)：UK・EMI盤／輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION)：SLEEVE=A- (少々のクタビレ感有) / DISC=A
ホークウインドは、毎週末開催されるアンティークの蚤の市で知られる、ロンドンのノッティング・ヒルを拠点に活動していたグループで、モービル・フリーク・アウトを母体として結成されたある種のドラッグ共同体バンド。本作は、70年にUKリバティからリリースされたファースト・アルバムで、96年新規リマスター盤、変則６面開きデジパック・スリーヴ仕様、70年の未発表3曲(8,10,11曲目）と別バージョン1曲(9曲目)の計４曲をボーナス収録。メンバーは、デイヴ・ブロック、ニック・ターナー、ディク・ミク、テリー・オリス、ヒュー・ロイド・ラングトン、ジョン・A・ハリソンプの6人編成で、プリティ・シングスのディック・テイラーとバンドの共同でプロデュース。アコースティック・ギターも交えたアート・ロック色の強いサウンドで、ハード色が加味されていく次作以降とは少し趣を異にするが、サイケ然としたリフ＆フレーズを基調としながら、ワン・コード、ワン・リフで盛り上がるドラッギーなインプロというスタイルはすでに確立していて、曲によっては大変カッコよく、曲によっては大変ダルい。全体に、初期ピンク・フロイドやアモン・デュール・セカンド等に通底する、アンダーグラウンドなカウンター・カルチャーの強烈な香りを放っていて、疾走感とゆるさが混然一体となった演奏のハマりも悪くない。まだ方向性を模索しているような印象の内容だが、１曲目のような意外にポップな曲や、ボーナス収録された１１曲目のフロイドのカヴァーもわりと素直に心地好く、ジャーマン・クラウト方面のB級感も十分で、その方面のサイケ愛好家ならけっこう楽しめるのではと思う。
輸入盤
(Psyche Hard/Psyche,Progressive / Digi-Pack CD(1996 Re-master) / EMI Premier/UK)
Dave Brock(vo,g,hmca,per)
Nik Turner(sax,vo,per)
Dik Mik(electronics)
Terry Ollis(ds)
Huw Lloyd Langton(g)
John A. Harrison(b)
Producerd by Dick Taylor & Hawkwind
収録曲目
01.Hurry On Sundown
02.The Reason Is?
03.Be Yourself
04.Paranoia Part 1
05.Paranoia Part 2
06.Seeing IT As You Really Are
07.Mirror Of Illusion
bonus track(unreleased):
08.Bring It On Home
09.Hurry On Sundown
10.Kiss Of The Velvet Whip
11.Cymbaline
