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UKのヌメロ・グループから、本作レコーディング時の未発表曲1曲をボーナスで加えての、06年リマスターでのリシュー。スリップケース(タバコを持ったモノクロのほう)付で、多分初CD化。キャサリン・ハウは、女優やモデルとしても活動していたヨークシャー出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、本作は71年にUKリフレクションからリリースされたファースト・アルバム。メンバーは、キャサリン、ボビー・スコット、ランス・ド・オーウェン、マイク・ワード、スタン・ゴールマンの5人編成のバンドを中心に、多くの曲でロンドン・シンフォニー・オーケストラによる弦・菅楽器オーケストラ他が適時入る。ボビー・スコットとフィル・ジリンの共同プロデュース。基本的には、ストリングス入りのちょっとだけソウルフルなフォーキー・ボーカルものというか、田舎臭過ぎず都会的過ぎず、瑞々しく柔和な木漏れ日感満点で、雰囲気抜群のサウンドを展開。このアンバーなニュアンスは、すでにジャズ・ピアニストとしても著名だったスコットのアレンジ手腕にも負うと思うが、ジャジーなエレガントさとほわ～っとしたイモっぽい郷愁感が、非常にいい塩梅のバランスでマッチングしている。特に楽曲が優れているとか、歌や演奏が上手いとか、そういったことではないのだが、くぐもり感十分のキャサリンのボーカルはともかくも素敵で、シンプルで落ち着いたバックも申し分ない。例えば、ポカポカした昼下がりから夕暮れにかけて、窓から斜めに差し込む柔らかい陽光を眺めているような心地好さで、淡いセピア系の空気感と佇まいに包まれる、湿った英国の香り漂う好盤と思う。心地好し！。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Folk&Folk Rock/SSW,Folky Pops,Soul / Jewel-case CD(2006 Re-master) / Numero Group/UK)
Catherine Howe(vo,p)
Bobby Scott(p,kbd)
Lance D'Owen(g)
Mike Ward(b)
Stan Gorman(ds)
& Others
with London Symphony Orchestra
Arranged by Bobby Scott
Produced by Bobby Scott & Phil Gillin
収録曲目
01.Prologue
02.Up North
03.On A Misty Morning
04.Nothing More Than Strangers
05.My Child
06.Interlude
07.It's Not Likely
08.Words Through A Locked Door
09.What A Beautiful Place
10.The Innocence Of A Child
11.It Comes With The Breezes
12.Epilogue
bonus track:
13.In The Hot Summer
