ドイツ/UKのレパートリーから、72年のシングル・バージョン2曲をボーナスで加えての、04年新規リマスター&限定ペーパースリーヴでのリシュー。オリジナル通りの変型くり抜き&見開き紙ジャケ仕様。ジョン・ダマー・(ブルース)・バンドは、ザ・グレッベルズとマスクラッツの2つのブルース・バンドが合体する形で、67年にロンドンで結成されたグループ。ブルーニング・ホール・サンフラワー・ブルース・バンド、グランドホッグス、サヴォイ・ブラウン、デイヴ・ケリー、ジョ・アン・ケリー等々との関連バンドとして、知る人ぞ知る存在。本作は、72年にUKヴァーティゴからリリースされたのフィフス・アルバムで、メンバーは、ダマー、ニック・ピケット、エイドリアン・ピエトリガ、イアン・トンプソンの4人編成。この変型スリーヴのデザインはロジャー・ディーンで、ヴァーティゴ、変型スリーヴ、ディーンのキーワードから妙な所で知名度のある作品だが、概ねスワンピーなブルース・ロック調サウンドを展開。全体にある種の泥臭さと乾いた砂埃感が同居していて、堅実でシブいノリのリズム隊の上で、手癖の強いギターやヨレたヴァイオリンが適度に飛び回る、アコースティックな響きの演奏。アングラなB級ブルース感と真っ当な演奏の組合せは、ヴァイオリン入アンサンブルということも含め、例えばサード~フィフス辺りのイースト・オブ・エデンに通じる印象もある。ともかくも、変テコなハミ出し感とダメダメなゆるさが面白い。ヴァーティゴ・リスト付
輸入盤/デッドストック入荷
(Blues&Swamp/Blues,Swamp,Psyche / Paper-Sleeve CD(2004 Re-master) / Repertoire/German,UK)
John Dummer(ds)
Nick Pickett(vo,vln,g,org)
Adrian Pietryga(g)
Iain Thomson(b)
Produced by John Dummer & Nick Pickett
収録曲目
1.If I Could Keep Form Laughing
2.Medicine Weasel
3.Rambling Boy
4.Me And You Boogie
5.Time Will Tell
6.The End Game
7.Me And The Lady
bonus track(1972 single):
8.Medicine Weasel
9.The End Game