UKのエソテリックから、73年のシングル・ヴァージョン2曲をボーナスで加えての、12年新規24ビット・リマスターでのリシュー。音質はクリアで迫力もあって非常によい。チキン・シャックは、スタン・ウェッブが中心となって65年にロンドンで結成されたグループで、サヴォイ・ブラウンやフリートウッド・マック、ブルースブレイカーズ等と共に、ブリティッシュ・ブルース・ロックのビッグ・ネームの1つ。本作は、71年にUKデラムからリリースされたフィフス・アルバムで、20年再プレス盤(規格番号/仕様全て同じ)。メンバーは、前作後ウェッブ以外のメンバーがサヴォイ・ブラウン加入の為に脱退、ベースに元ゴッズ、トゥ・ファット、ヘッド・マシーンのジョン・グラスコック、ドラムに元マインドベンダーズのポール・ハンコックスが新たに加入したトリオ編成、プロデュースはニール・スレイヴン。グラスコックとハンコックスのドライヴ感のある疾走リズム隊に乗せて、ウェッブが流暢にギターを弾きまくる勢い十分のブルース・ハードを展開していて、ブルース・ロック調であまりハード色のない他の諸作とは少し趣を異にする。ともかくもこのハードネスは素直にカッコいいというか、外連味のない炸裂感と盛り上がりは、この線としてはおよそ文句なしの好盤と思う。ハード・ロック愛好家ならまずもって楽しめるのでは。この後、バンドは74年に一度解散するが、ウェッブはサヴォイ・ブラウンやブロークン・グラスを経て断続的に再編して活動、グラスコックはカルメンを経てジェスロ・タルへ。
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輸入盤
(Blues Hard/Heavy Blues / Jewel-case CD(2012/20 24bit Re-master) / Esoteric/UK)
Stan Webb(vo,g)
John Glascock(b)
Paul Hancox(ds)
Producerd by Neil Slaven
収録曲目
1.Crying Won't Help You Now
2.Daughter Of The Hillside
3.If I Were A Carpenter
4.Going Down
5.Poor Boy
6.Telling Your Fortune
7.The Loser
bonus track(1973 single):
8.Poor Boy (single version)
9.Telling Your Fortune (single version)