(中古/USED CD):03年の日本PJL/プライエイド・レコーズ盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
豊住芳三郎は横浜市出身のドラマー&パーカッショニストで、63年に富樫雅彦に師事して音楽活動を開始、山下洋輔トリオやミッキー・カーチス&サムライ、吉沢元治トリオ、高柳昌行ニュー・ディレクション、高木元輝&豊住芳三郎デュオなどを経て、71年にシカゴ前衛派の音楽NPO団体AACMに参加した。以降も加古隆、阿部薫、近藤等則、灰野敬二、デレク・ベイリー、ペーター・ブレッツマン、フレッド・フリス、ジョン・ゾーン、リック・カントリーマン等々、数多の共演を含め現在も活動を続けるフリー・ジャズ系のビッグ・ネーム。本作は、74年に日本ナジャ/トリオ・レコードからリリースされたライヴ盤で、AACM参加後のシカゴとヨーロッパでの活動から、3年振りに帰国して組まれた東北・北海道ツアーの、74年10月20日の郡山ジャズ・コーナー・ママでのライヴ音源。03年新規24ビット・リマスター盤、紙ジャケ仕様、ライナーは副島輝人(オリジナルLP時の転載)、『70年代日本のフリージャズを聴く!』シリーズ第一期Vol.6、初CD化盤。メンバーは、ドラム&パーカスの豊住、ピアノの原寮、バリトン・サックスの宇梶晶二のトリオ編成を基本に、曲によってアルト・サックスの藤川義明がゲスト参加、コンサート・プロデュースは副島&郡山ニュー・ジャズ・グループ。AACMでの活動の中で、豊住本人も演奏に参加していたアート・アンサンブル・オブ・シカゴ(AAOC)の曲を、改めて日本人のジャズ・センスで再構築を試みたライヴで、豊住の饒舌かつパーカッシヴなドラミングを軸に、本家AAOCとはまた違った趣のスピリチュアル・ジャズ調サウンドを展開。勿論フリー色も十分にあるが、かなり聴きやすくて面白い。
PJL盤/国内プレス盤(Japanese-pressing CD)
(Psyche/Free Jazz,Spiritual Jazz / Paper-Sleeve CD(2003 24bitRe-master) / PJL/Japan)