(中古/USED CD):00年の日本ヴィヴィッド・サウンド盤/国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
ミック・ウッディ・ウッドマンゼイはヨークシャー州ドレッフィールド出身のドラマーで、何よりグラム期のデヴィッド・ボウイのバックやスパイダーズ・フロム・マーズでの活動で知られていると思う。ウッディ・ウッドマンゼイズ・Uボートは、スパイダーズ・フロム・マーズ解散後の76年にウッドマンゼイが新たに結成したグループで、本作は77年にUKブロンズからリリースされた唯一のアルバム。00年キャッスル/エッセンシャル輸入盤に、国内のヴィヴィッドがオビ・解説を付けた国内流通盤で、ライナーは鈴木祐。メンバーは、ウッドマンゼイ、フィル・マーレイ(ex.ジャック・ザ・ラッド,ヘッジホッグ・パイ,etc)、マッキンタイア・ダンカン、フランキー・マーシャル、フィル・プラント(ex.ツトム・ヤマシタ,etc)の5人編成、プロデュースはゲリー・ブロン。概ね、ハード、プログレ、ポップスのゴッタ煮的サウンドを展開していて、メインストリーム系のキャッチーさを担保したポップなサイケ感も含め、例えばロイ・ウッドのソロやザ・ムーヴ、ウィザード、またはケストレル方面にも近似する印象。演奏はタイトで引き締まっていて、随所にハーモニー・コーラスを交えたアレンジもメリハリが効いていて、これで楽曲の煮え切らなさがもう少しスッキリしていれば、もっとよい仕上がりになったかも知れない。スタイリッシュなポップネスとオールド・ファッションなロック感が、結果として妙なマッチングで同居していて、ニッチ・ポップとしてもけっこう楽しめる。
ヴィヴィッド盤
(Progressive/Hard,Pops,Psyche / Jewel-case CD(2000) / Vivid Sound,Castle/Essential/Japan,UK)