(中古/USED CD):98年のドイツ/EUスプーン・レコード盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A (黄バミ感少) / DISC=A
ホルガー・シューカイはポーランドのダンツィヒ出身のベーシストで、何よりカンでの活動で知られていると思う。本作は、カン結成直後の68年末に、シューカイがロルフ・ダマーズの協力の下で制作、69年にドイツのミュージック・ファクトリーからテクニカル・スペース・コンポーザーズ・クリュー名義の自主制作盤(カンのファーストが1番で本作は2番)としてリリースされた唯一のアルバム。メンバーは、シューカイがテープ・コラージュ、サンプリング、ベース、エンジニアリング、プロデュース、ダマーズは共同プロデュース&ジェネラル・サポートのクレジットで、実質シューカイのソロ作品的様相。1曲目は、中世ルネサンス調混声コーラスのミサ曲と、おそらく短波ラジオからサンプリングしたベトナム伝承歌の女性ボーカルの、2本のテープのコラージュ&変容+電子ノイズ。2曲目は、チベット密教の読経と日本の琴のサンプリング&変容に、サイン波中心の電子ノイズが絡む。どちらも、サンプリング・テープ・コラージュを軸としたエレクトロニクス・ドローン系サウンドで、ダーク・アンビエントとしても見事に成立するセンスのよさは抜群。師匠のシュトックハウゼンのスタジオに無断で忍び込み、テープの回転数を変える作業を夜中にコソっとやって完成させたというエピソードも含め、浮世離れした雰囲気や超然とした佇まいは、ともかくも正しくサイケで流していて心地好く、時間の流れと空気の色が変わる優れて瞑想的な大好盤と思う。素晴らしい!。オーストリア・プレス盤
輸入盤
(Psyche/Electronics,Collage,Drone / Jewel-case CD(1998) / Spoon/German,EU,Austria)