中古/USED CD):89年のUSAエレクトラ/アサイラム盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A (黄バミ感微少) / DISC=A
タンジェリン・ドリームは、エドガー・フローゼが在籍していたサイケ・ビート・バンドのザ・ワンズを母体として、67年にベルリンで結成されたグループで、アシュ・ラ・テンペル、クラスター、アジテーション・フリー等の直関連も含め、エレクトロニクス&音響系プログレ・シーンに広く影響を与えながら、現在も現役で活動を続けるジャーマン・サイケのビッグ・ネーム。本作は、81年にUKヴァージンからリリースされた15枚目のスタジオ・アルバムで、メンバーはフローゼ、クリス・フランケ、ヨハネス・シュメルリングのトリオ編成、フローゼとフランケの共同プロデュース。シュメルリング参加1作目の前々作「タングラム」までの、LP旧AB面各1曲のような大作志向から、同名映画のサントラだった前作「シーフ」を挟み、5〜10分程度の曲で構成されたキャッチーな方向にシフト・チェンジした作品。非常に洗練されたノイズ・フラグメントやシーケンサーの配置、ライトなメロディアスさと引き換えに、結成以来持ち合わせていた毒のあるサイケ感は薄まっている印象で、このタンジェリンは最早あのタンジェリンではないのかも知れない。とはいえ、SE的ニュー・エイジ・プログレ調サウンドとしてはよく出来ていて、優れて映像的な楽曲や引き締まったアンサンブルはわりと素直にカッコよく、「タングラム」からの流れでも楽しみ所は十分。余談だが、本作辺りまでは、NHKラジオFMの「クロス・オーヴァー・イレヴン」でもよく流れていた記憶がある。
輸入盤
(Psyche/Electronics,Progressive / Jewel-case CD(1989) / Elektra/Asylum Records/USA)