(中古/USED CD):88年のUSA・A&Mレコード盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
ザ・チューブスは、ビル・スプーナーとリック・アンダーソン、ヴィンス・ウェルニックが在籍していたアリゾナ州フェニックス出身のザ・ビーンズと、ロジャー・スティーンとプレイリー・プリンス、フィー・ウェイビル(最初はローディーだったらしい)が在籍していた、サン・フランシスコ出身のレッド・ホワイト・アンド・ブルース・バンドが、72年に合体する形でサン・フランシスコで結成されたグループ。本作は、75年にUSAのA&Mからリリースされたファースト・アルバムで、おそらく初CD化盤。メンバーは、ウェイビル、スプーナー、スティーン、ウェルニック、アンダーソン、プリンス、マイケル・コッテンの7人編成を基本に、サブ・メンバーとしてプリンスの奥さんのリー・スタイルズの他、曲によってドミニク ・フロンティアの手によるストリングス&ホーンが入る。プロデュースはアル・クーパー。概ね、ハード、サイケ、ポップス等をプログレで括った感じの、非常に濃密なサウンドを展開していて、綿密に練られたアイデア豊富なアレンジとバカテクでノリのよい演奏を堪能出来る。このバンドは、キテレツな衣装(美術学校出身のコッテンがデザイン)や、ショウアップされた派手なパフォーマンスで知られているが、60年代にコンデッロでのバンド活動やウォーレン・S・リチャードソン・ジュニアの名前でソロ・キャリアのあるスプーナー、この後トッド・ラングレンの元で活動するプリンスを始めとして、全員演奏が上手くてカッコよく、意表をつくアレンジや音色とSEのサイケ感も申し分ない。ともかくも、聴いていて耳に楽しい好盤と思う。カッコよし!。
輸入盤
(Progressive/Hard,Psyche,Pops / Jewel-case CD(1988) / A&M Records/USA)